フルモデルチェンジ版・トヨタ新型ハリアーに試乗!見た目だけでなく乗り心地の質感も高め、グローバルモデルとして十分戦える優雅なクーペSUVだ
新型ハリアーも気が付けば高級車の領域まで踏み込んできた
2020年6月17日の発表・発売まで残すところ僅かとなったトヨタのフルモデルチェンジ版・新型ハリアー(Toyota New Harrier)ですが、各トヨタディーラーにも続々と試乗車や展示車が配備されているなか、私も早速拝見させていただき、更にはディーラーの敷地内にて徐行レベルではありますが、簡易的な試乗をさせていただきました。
今回のフルモデルチェンジにより、新型RAV4に採用されるTNGA-Kプラットフォームを採用し、排気量2.0L 直列4気筒直噴ガソリンエンジンと排気量2.5L 直列4気筒直噴エンジン+電気モーターを組み合わせたハイブリッドの2種類がラインナップされていますが、今回私が簡易試乗させていただいたのは、前者のガソリンタイプ。
グレードは上位のZで、シートは合成皮革+ファブリックのコンビシートを採用し、ボディカラーは新規開発色となるスレートグレーメタリックとなります。
既に上の関連記事にもある通り、画像の撮影&掲載NGではあるものの、内外装のインプレッションは実施済なので、少しでも参考になればと思います。
新型ハリアーを試乗してみよう
まずは新型ハリアーのドアを開けていきますが、ドアハンドルを引いたときの軽さが何とも印象的で、大人だけでなく、子供も軽々と開けられるほど。
ドハンドルを引いたときに、少しアシストするかの如くゆっくりとドアオープンしてくれますし、何か荷物を持っているときに、指1~2本ぐらいで引いても普通に開けられるレベルです。
そしてそのまま運転席に乗り込んでいきますが、サイドシルがそこまで厚くなく、お尻から座り込むこともできますし、そこまで姿勢を崩さずに左脚から入り込んで乗降りできるのもグッド。
身長180センチ以上の私、特に天井を気にすることなく乗降りできるのは嬉しいですね。
実際にシートに座って見ると、シートのカタさは国産車特有の”カタめ”で、メルセデスベンツのようなフカフカしたフィットする柔らかさではなく、どちらかというガッチリとホールドするようなフィット感がありますし、そこまでタイトな造りでもないので、体格の大きい方でも窮屈には感じないと思います。
新型ハリアーのエンジンを始動してみよう
続いてはエンジン始動していきましょう。
ブレーキを強く踏みながら、タッチパネル式のエアコンの直下にあるエンジンスタートスイッチをプッシュします。
するとダイナミックフォースエンジン特有の低く野太いエンジン始動音が聞こえますが、そのエンジン始動が全くシートに伝わってこず、快適に過ごすことができます。
ブレーキを踏みながら、センターシフトノブを”D”レンジにシフトさせて軽くアクセルを踏みます。
すると電動パーキングが解除されてゆっくりと徐行移動へ。
このとき新型ハリアーは整備工場内にあったので、そこから敷地内の外に移動し、いくつかの段差を乗り越えていったのですが、その時の衝撃はほとんどない印象。
徐行程度なのでそこまで衝撃が大きくないのはもちろんなのですが、その衝撃の小ささはレクサスNX/RXに匹敵するレベルだと思われ(ちょうどこの時はNXでディーラーに行ったので、ある程度の比較ができましたし、この後レクサスディーラーでもRXの試乗を行っている)、全く不快に思わない程度でした。
ブレーキは意外にもマイルド仕様
さすがにアクセルを踏み込むことはできませんでしたが、アクセルはなんちゃってオルガン式(構造としては吊り下げ式)を採用しているため、細かなアクセルワークが可能になります。
あとブレーキングですが、これは思った以上にマイルドで、レクサスNX/RXに比べると弱く感じる程。
ある程度の速度で走ってブレーキしてみないとわからないところですが、徐行程度から軽くブレーキしても、一気に踏み込んだようなブレーキではなく、徐々にブレーキを強めていくような感じでした(スポーティな印象でもなくちょっと違和感はあったかも)。
ある程度敷地内を徐行したあとは、バックで駐車スペースに停める作業に入るわけですが、パノラミックビューモニター(PVM)が装備されていているので、ナビゲーションディスプレイを見たり、サイドミラーで確認したりと、結構細かいチェックを行いながら駐車が行えるのは便利。
ぶっちゃけ全長と車幅がサイズアップしているので、若干車幅などを気にしながら駐車しなければいけないのは面倒ですが、小回りが利くのも便利です。
ちょっと狭い駐車スペースではあったものの、一発で駐車できたのでこういった便利機能は色んなところでフル活用できそうです。
走りの楽しさは別にして、とりあえず乗ってみたいと思わせてくれる新型ハリアー
徐行での簡易的な試乗となるため、参考になるかはわからないものの、徐行程度でも座り心地は十分で快適ですし、何より重厚感があって安定した走りを提供してくれそうな期待もあるので、私も新型ハリアーが納車されたら、国道や峠、高速道路でも色々と試乗を試したいところです。
まだ新型ハリアーの詳細情報を知らない方はコチラをチェック!
また、これから新型ハリアーを検討されている方や、どれぐらいの費用感になるのか?が気になる方は、以下の関連記事にて新型ハリアーのグレード別見積もり内容とメーカーオプション価格、ディーラーオプション、残価率、納期、そして値引き・割引き情報を全てまとめているので、是非とも参考にしていただけたらと思います。