フルモデルチェンジ版・トヨタ新型ハリアーの実車を見てきた!中も外もとにかくデカい!気になるあの機能は装備されていないようだ…

2022-07-07

残念ながら発表・発売前なので撮影はNGだった

2020年6月17日に発売予定となっているトヨタのフルモデルチェンジ版・新型ハリアー(Toyota New Harrier)ですが、いよいよ実車が各ディーラーにて続々と配備されているそうで、私も早速いつもお世話になっているトヨタディーラーにて実車を見てきました。

まだ発表・発売前ということもあって、残念ながら撮影はNGでしたが、じっくりと内外装のインプレッションと、ディーラー敷地内にて簡単な徐行程度の試乗もさせていただきましたので(試乗記事は後日)、その内容をまとめていきたいと思います。
※画像は過去に掲載したものを使いまわしさせていただきます)

なお今回拝見させていただいた個体は、上位グレードのガソリンZで、ボディカラーは新規開発車両のスレートグレーメタリックに、内装はブラックの合成皮革+ファブリックのコンビシートとなっています。

残念ながらメーカーオプションとなる調光パノラマルーフは設定されておらず、その代わりとしてアクセサリーコンセントがリヤトランクの側面に設けられていますね。


①:ボディカラー/見た目

まずはエクステリアからインプレッションしていきましょう。

新色のスレートグレーメタリックですが、屋内の整備工場にて駐車されていることもあり上のイメージ画像にあるような明るめのブルーとグレーの中間色といった感じではなく、マツダのポリメタルグレーメタリックに近い印象を受けました。

引き締まったカラーという印象ではなく、どちらかというホワイトパールクリスタルシャインのような膨張色のような感じで、ボディもとにかくデカく見える程。

なお新型ハリアーのボディサイズは、全長4,740mm×全幅1,855mm×全高1,660mmとなり、隣にたまたま置かれていた顧客の現行60系ハリアーよりも全長+15mm/全幅+20mm/全高-30mmとなっているため、とにかく幅広でボリューミー。

フロントマスクを実車で見た印象としては、精悍な顔つきで引き締まった印象なのかな?と思いましたが、ボディカラーの影響もあってか「ボテッ」とした印象で、若干期待値を下げてしまった部分はありますね。

画像で見た時のプラス評価がかなり高かっただけに、もしかするとボディカラーによって印象は異なるかもしれませんが、ホワイトパールやスレートグレーメタリック等の膨張色系に近いカラーはちょっとイメージが変化するかもしれません。

②:ヘッドライトやフロント・リヤウィンカー

そしてフロントLEDヘッドライトとLEDデイタイムランニングライト(DRL)、DRLがターンシグナルする点滅式のウィンカーですが、このウィンカーの輝度が高すぎるのか…間近で見ても遠目から見てもかなり眩しく、更にDRLの輝度もかなり高いため、単眼のプロジェクタ式LEDヘッドライトが不要に思える程の明るさだったのが印象的でしたね。

そして最も問題視されていたリヤLEDウィンカーですが、これは本当に見づらかった…

何が見づらいって、真後ろから見る分には良いのですが、少し角度を変えて斜め後ろから見た時に、ハウジングが中に入り込んで、更にメッキパーツ等とカブってウィンカーの点滅があまり確認できないこと、更には車高の高いの車を運転している人からすると、ダッシュボードやフロントフードなどで死角になって見えにくいという問題が発生するかもしれませんね(雪国であれば雪が降ってなおのこと絶望的)。

新型ハリアーにて車線変更する際は、急な割り込みや直前でのウィンカー点滅は自殺行為だと思われ、かなり余裕を持っての車線変更をおススメしたい所。

それぐらいこのリヤウィンカーは実車で見ると衝撃的で、フロントウィンカーと異なって結構”暗い”ので見づらいといった印象です。

③:給油関係

ちなみに新型ハリアーの給油蓋は、レクサスNX/RXやホンダ新型フィット4(Honda New FIT4)等のようにキーがアンロック状態のとき、給油蓋をプッシュしてオープンするタイプではなく、車内のフロンフードのオープンレバーの隣に設けられています。

おまけに給油蓋の内側は、給油キャップを横にして溝に引っ掛けるタイプでなく、水平にポン置きできるボッチのようなものが設けられているタイプになっていましたね。

もちろん、ガソリンモデルの燃料タイプはレギュラー仕様となっています。

④:内装の雰囲気/クラクションの音

続いてインテリアですが、車内はブラックの合成皮革+ファブリックのコンビシートで落ち着きはあるものの、ちょっとあまりにもシンプル過ぎてユニークさはないかな?といった印象。

あとステアリングに設けられたクラクションですが、こちらはプレミアムホーンと呼ばれるもので、欧州車等と同じ「ファッ!」というラッパのユーロホーンと同じものでした。

⑤:シートの座り心地

気になるコンビシートの座り心地についてですが、メインとなるファブリック部分は柔らかめで、合成皮革の部分が少しカタメになっているので、ちょっと違和感はあるもののホールド感はしっかりありました。

あとはこの日の外気温が34度と非常に暑く、整備工場内で日差しが差していないといえども、シートの合成皮革部分だけかなり暑かったのも印象的でしたね(ファブリックはそこまで暑くなかった)。

あと、上位グレードのZグレードでありながらシートヒーターやステアリングヒーターが標準装備されておらず、おまけにメーカーオプションの設定すらないというのは非常に残念(本革タイプのLeather Packageはシートヒーター/シートベンチレーションが標準装備される)。

⑥:12.3インチのSDナビゲーションディスプレイ

そしてインテリアで最も驚いたのがこの12.3インチのSDナビゲーションディスプレイ。

Zグレードでは標準装備され、Gグレードではメーカーオプション扱いとなります。

はっきり言いますが、Youtubeなどで公開されている動画で見るよりも、実車で見た時のインパクトはとんでもないです…とにかくめちゃくちゃデカい…そして後付け感も半端ない。

ダッシュボードのメーターとほぼほぼ同じ位置にあるので、運転席からの視界の妨げになるのかな?と思っていましたが、そこまでではないものの、それ以前にこの大きさのインパクトに圧倒されてしまいますね。

ディスプレイとフレームのクリアランスもかなり目立ちます。

そして個人的に残念と思ったのが、上の画像のようにマップの部分をテレビにして、左のエネルギーモニター部分をマップにするといった2画面ができず、テレビを見る際は、1画面でしか見れないのは不便に思ったり。

レクサスでいえば、こういった2画面の設定ができないのが残念だったのですが、もしかするとキャンセラー設定で見れるかもしれない?といった話もあったので、この点は納車後にインプレッションしてみたいと思います。

ただナビゲーションのタッチのレスポンスはとても良かったので、操作性は高いと思う一方、その下にあるエアコンの操作類が全てタッチパネルというのはマイナス評価かも(そこそこ操作しづらかった)。

⑦:例のアイドリングストップ機能は?

そして気になるガソリンモデルならではの「アイドリングストップ機能」についてですが、これは新型RAV4同様に”装備されていなかった”のは残念(アイドリングストップOFFスイッチも無し)。

それぞれのモデルのコンセプトがオフロードSUVと都会派SUVになっているので、オフロードSUVであるRAV4にアイドリングストップというのは何となく納得はできるものの、街中などをメインに走る都会派SUVであればアイドリングストップ機能は装備されていなもおかしくないとおもっていただけに、ここはちょっと残念でした。

⑧:後席の広さ

最後は後席スペースですが、運転席を私の最適なシートポジションに設定した状態に後席に座ったところ、身長180センチ以上の私でも天井に頭は当たりませんでしたし、膝先とフロントシートバックの隙間はコブシ1.5個分ぐらいの隙間アリ、足元も結構広くてゆったり座れたのが印象的でした。

そこまで圧迫感も無く、格納式のリヤセンターアームレストの位置も最適だったので、クーペSUVとは思えないほどに圧迫感も無かったです。

新型ハリアーはちょっと辛口気味で評価しているものの、それでもよくできている車だと思う

ざっくりとしたインプレッションはこんな感じですが、結構マイナスとなる部分をピックアップしているものの、それ以上に良いと思える部分も多かったので、この点については後日公開していきたいと思います。

次回はディーラーの敷地内にて徐行試乗した際の簡易インプレッションもお届けしたいと思います。

新型ハリアーを検討されている方や、既にオーダー済の方も参考にしていただけたら幸いです。

まだ新型ハリアーの詳細情報を知らない方はコチラをチェック!

また、これから新型ハリアーを検討されている方や、どれぐらいの費用感になるのか?が気になる方は、以下の関連記事にて新型ハリアーのグレード別見積もり内容とメーカーオプション価格、ディーラーオプション、残価率、納期、そして値引き・割引き情報を全てまとめているので、是非とも参考にしていただけたらと思います。

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