購入検討で顧客が試乗車のトヨタ新型GRスープラを走らせるも僅か1.6kmほどでクラッシュ&大破。セールスも乗っていたのに一体なぜ?
ここ最近新型GRスープラの事故が多いような気もするが…
アメリカ・ニューヨーク州ガーデンシティのカテドラルアベニューにおいて、ディーラー・ミレニアムトヨタの試乗車である新型GRスープラ(Toyota New GR Supra)が事故で大変なことに。
実はこのレッドの個体、顧客が新型GRスープラを検討しているとのことで、試乗を希望して担当セールスを横乗りした状態で試乗したそうなのですが、ディーラーから僅か1.6kmほどしか走行していないのにフロントが完全大破し、エンジンや足回りも修復不可能なまでに損傷していることから廃車扱いになってしまったそうです。
この個体を運転していた男性は、足を折るなどの重傷であるとして現在病院にて入院しているそうですが、なぜこういった事故が発生してしまったかは現在調査中とのこと。
担当セールスも横乗りしていたのになぜこのように事故に?
いやいや…一体何がどうなったらこのような事故になってしまうのだろうか…
今回事故が発生した場所は、速度制限48km/hで道幅の広い道路だったのですが、目撃者の情報によればとんでもないスピードにて走行していたとのことで、更にタイヤとブレーキが引きちぎれるかの如くタイヤがそのまま30m程吹っ飛んでしまったとのこと。
これだけの大破事故ですから、もしかすると100km/h以上のスピードにて走行していた可能性が高く、ドライバーだけでなく担当セールスも相当ハイになっていた可能性が高そうですね。
何とディーラーは試乗前の同意書にサインをさせていなかった
なおこういった車を運転する際、日本のディーラーでも同様ですが、万が一試乗中に事故を引き起こしてしまった場合、試乗車を保険にて修理・購入する等の対応を行うための同意書サインと免許証情報を記載することが多いと思われます。
しかしながら、今回トヨタディーラーではそういった同意書のサインをさせていなかった(つまり試乗前の必要サインを顧客にさせなかった)として、これもこれで大きな問題となりそう。
ちなみに今回の事故により新型GRスープラは廃車となってしまったため、ドライバーが全額負担となっているわけですが、ディーラー側にも何かしらのペナルティが科される可能性は高いかもしれませんね。
昨今の諸事情で外出禁止令が出ている中での大事故も
ちなみにこちらは、プエルトリコ・カグアスにあるルート156にて発生した、新型GRスープラ”ローンチエディション”(Toyota GR Supra Launch Edition)の単独事故。
プエルトリコでは、昨今の諸事情の問題により夜間外出禁止令が出ていたにも関わらず、GRスープラを運転していた男性は”夜間”に外出をして暴走していたとのことで、結果的に走行中にコントロール不能となり、そのまま岩を乗り越えるような形で事故を起こしたとのこと。
かなり痛々しいことになっているGRスープラ。
ドライバーは無事とのことですが、なぜ暴走するようなことになってしまったのか不明。
なお以前にも当ブログでもご紹介した通り、GRスープラは新車価格に近い修理費用がかかると言われており、その修理費用は約480万円と日本仕様のSZが購入できるほど。
但し、これはフロントが大破していた場合の修理費用であって、今回プエルトリコにて事故したGRスープラはもう少し修理費用を抑えられるかもしれませんね。
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Reference:autoevolution