フェラーリ最強の「FXX K Evo」がイギリスのオートスポーツインターナショナルにてデビュー。改めてスペック等も再確認だ

2020-05-27

以前発表されたばかりのフェラーリのトラックモデル「FXX K Evo」が、来年1月11日~14日まで、イギリス・バーミンガムのNational Exhibition Centre(NEC)にて開始されるオートスポーツ・インターナショナルにて世界初デビューすることが明らかとなりました。

今回新しく登場した「FXX K Evo」は、「FXX K」のハードコアモデルで、パワートレインは「FXX K」と同じとなる排気量6.3L V型12気筒自然吸気エンジン+電気モータを搭載したハイブリッドモデルで、最高出力はエンジン860ps+電気モータ190psを足し合わせた1,050ps、最大トルクは900Nmを発揮します。


「FXX K Evo」の登場により、前モデルとなる「FXX K」との大きな違いは空力性能にあり、その性能はハイパフォーマンスモデルの「FXX K」比の23%、公道仕様モデルとなる「ラ・フェラーリ」比の75%、更にはフェラーリのGTレーシングモデルと同等レベルという、とんでもないダウンフォースを発生。
これを速度で表すと、200km/hにて走行した際のダウンフォースが約640kg、最高速度では830kgを超えるというとんでもない空力性能を発生します。

ここで再度「FXX K Evo」について確認していきましょう。
スタイリングとしては、フロントフェイスに若干の変更が加えられており、「FXX K」と比べてカーボンファイバ製カナードが追加で装着されたこと、空力性能を向上させるためにフロントアンダースポイラーのデザインが微妙に異なっています。
また、エンジンカバーとアンダーボディの両方には新たなボルテックスジェネレータが装備。

サイドのデザインについては、フロントボンネットからリヤスポイラーに掛けての滑らかな流線形を一筆書きのように美しくリヤにかけて徐々に立ち上がりを付けることで流体をナチュラルに逃がすよう再設計しており、更にはサスペンションによってダウンフォースを発生させるように微調整を行っているとのこと(もはや芸術的ともいえるスタイリング)。

リヤデザインは非常にまとまりがあり、エキゾーストパイプも両サイド一本出しというシンプルなレイアウト。
ボディパネル以外はほぼカーボンファイバパーツにて仕上げられていますね。
ちなみに、この個体が発表される以前に既に完売済み。基本的には「FXX K」を所有するオーナーを対象に販売されています(一般での購入はまず不可能)。

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Reference:CARSCOOPS