何と1オーナーでコンディション最高の2000年式・ホンダ「S2000」が販売中。実は”無償”で新エンジンを載せ替えた珍しい1台

2020-05-27

~おそらくこれまで見てきた中で最も美しい「S2000」かもしれない~

年々とその価値を少しずつ高めているホンダの2ドアスポーツモデル「S2000」。
ハイパフォーマンスモデル「S2000 CR」ともなると、オークション市場では最低でも500万円からにて出品されていましたが、今回のノーマル仕様となる「S2000」は、1オーナーという希少な経歴を持ち、更にはボディやエンジンのコンディションもトップクラスで美しく、ほぼほぼ新品に近い状態にてオークション出品されていることがわかりました。


~オーナーの深い愛情によって美しく保たれたレッドの「S2000」~

今回オークションにて出品されている2000年式の「S2000」ですが、海外の高級中古車ディーラBring A Trailerの情報によれば、最終入札日を1日残しにした状態で約136万円と破格レベルの安さとなっています。
標準モデルともなると、その価値はそこまで高くないのかもしれませんが、ボディにはほぼキズがついておらず、消耗部品なども新品の状態にて交換されていることを考えると非常にお買い得な一台ではないかと思われます。

また先述の通り、この個体は一人のオーナーによって所有された一台であり、シャシーには走行距離41,842kgと記載されているそうですが、現在搭載されているエンジンとしての走行距離は僅か6,437kmと全く走り込まれていないとの情報も。

~エンジンが損傷し自走不可に。その後のホンダディーラの対応も話題に~

実はこれ、2015年にエンジンの点火プラグが故障し、エンジンに大きな損傷を与えてしまったとして、しかし「S2000」はリコールの対象外であったものの、とりあえず近くのホンダディーラに訪問し相談したところ、エンジンブロックやロッド、ピストン、クランクシャフトといったパーツを自社負担で修理したとのことで、ホンダ側の判断としてリコール扱いにしたそうです。

エンジンの損傷により、実質的に新車に近い状態にて再度自分の手元に戻ってきた「S2000」ですが、残念ながらオーナーは身体的なダメージを受けてしまったとのことで、クルマの運転を諦めなければならなかったとのこと。
修理の背景やオーナーの事情と言った様々なストーリーを持つ「S2000」ですが、現時点(2019年12月9日)での入札価格は約136万円なるも、ここから急激に入札の接戦が繰りひろげられ、とんでもない価格にて落札されるのではないかと予想されます。

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Reference:CARSCOOPS