遂に「500km/h」超えた…SSCトゥアタラが市販車世界最速記録532.7km/hを達成!更に2地点間往復の平均時速508.7km/hでブガッティ・シロンSS300+を撃破【動画有】

もはやこの領域になると、理論値で語れるものではないのかもしれない

ちなみにSSCトゥアタラのパワートレインは、排気量5.9L V型8気筒ツインターボチャージャーエンジンを搭載し、最高出力は91オクタン価のレギュラーガソリンで1,350hpを発揮しますが、E85バイオエタノールを使用することで最高出力を1,750hpにまで引き上げることができ、更にそのときの最高時速は(理論的に)483km/hにまで到達するとのこと。

トランスミッションについては、100ms以下のシフト変換が可能なCIMA 7速ギアボックスを搭載し、直線のパフォーマンス性としては0-100km/hの加速時間が2.5秒、ゼロヨン加速時間は僅か9.75秒にて到達。

車体重量は僅か1,247kgと非常に軽量で、抗力係数も0.279を実現しているため、圧倒的な加速性能を発揮することは可能となっています。

最高時速のポイントだけを見ていくと、どんなに頑張ってもアゲーラRSの記録を更新することができるぐらいで、シロンSS300+の490km/h以上をクリアすることは難しそうと思われましたが、この領域になってくると理論値レベルでは語れないものがあるのかもしれませんね。


市販車最速ランキングはこうなっている

なお参考までに自動車ニュースサイトcarviewも公開していますが、世界最速の市販車ランキング9は以下の通りで、ここにSSCトゥアタラの最高速記録が更新され順位は大きく変動していますね。

【市販車最速ランキング9】

1位:SSCトゥアタラ・・・508.7km/h
2位:ブガッティ・シロン・スーパースポーツ300+・・・490.3km/h

3位:ケーニグセグ・アゲーラRS・・・447.0km/h
4位:ヘネシー・パフォーマンス・ヴェノムGT・・・435.1km/h
5位:ブガッティ・ヴェイロン・スーパースポーツ・・・431.0km/h
6位:SSCアルティメット・エアロTT・・・412.1km/h
7位:ブガッティ・ヴェイロン16.4・・・408.4km/h
8位:ケーニグセグCCR・・・388.0km/h
9位:マクラーレンF1・・・386.4km/h

次なるチャレンジャーは同じアメリカからヴェノムF5

そして次なる最高速チャレンジャーは、2020年11月にデビューするヘネシー・パフォーマンス・ヴェノムF5(Hennessey Performance Venom F5)。

ヴェノムF5は、カーボンファイバ製モノコックボディを持つ一台で、抗力係数は0.33、車体重量は1,360kg、そして車両本体価格は約1.7億円と超高額。

もちろん、これだけの価格帯になる理由としては、アルミニウムブロックとスチールシリンダースリーブを盛り込む排気量7.6L V型8気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力1,600hp/最大トルク1,762Nmを発揮、そして直線性のパフォーマンスとしては、最高時速501km/hにまで到達すると言われています。

これもあくまで理論値の話となるため、もしかするとトゥアタラのようにとんでもない記録を出すことも十分に考えられるかもしれませんね。

【WORLD’S FASTEST ONBOARD: SSC Tuatara hits crazy 331mph top speed! | Top Gear】

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