ポルシェが3シーター?!マクラーレン・スピードテールのようなエクストリームモデルではなく、先進的だけど地味なティーザー画像を公開

その姿はまるでシティコミューター風

先日、ポルシェよりル・マン24時間耐久レースに参戦したモデルや550スパイダー/GT1ストラセンバージョンからインスパイアされたエクストリームモデルのティーザー画像2枚が公開されましたが、今度は全く方向性の異なる新たなティーザー画像が公開されています。

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今回で3枚目となるポルシェのサプライズティーザー画像ですが、よ~く見てみるとマクラーレン・スピードテール/F1と同じセンタードライバーズシートを採用した3シーターレイアウトモデルで、しかしスーパーカーのようなエクストリームなスタイリングではなく、どちらかというと先進的でHonda eのようなシティコミューターっぽさを持つ地味スタイル。

実はこのモデル、「自動運転モードを備える未来的な乗り物」とポルシェが説明していて、明らかにこれまで公開されてきたレーシング/スーパースポーツ風モデルと異なる快適性重視の一台となっています。


見た目はアレだけどショーファーカー的な要素も含めているのかもしれない

改めてティーザー画像を見ていくと、ボディカラーはシンプルなレッドカラーで、ボディスタイルは球状に近いコンパクトモデル、そしてフロントヘッドライトが搭載されているのか搭載されていないのか全くわからないユニットが設けられていますが、現時点では一切不明。

そして薄っすらと車内も確認できますが、しっかりとセンターシートで両サイドにもシートが設けられた3シーターレイアウトであることが確認できます。

あとポルシェは、「自動運転モードを備える未来的な乗り物」と説明する以外にも「両サイドに座る乗客は広々とラウンジのような快適さを得ることができる」とのことから、自動運転技術とラグジュアリーを上手く組み合わせたショーファーカー的なモデルなのかもしれませんね。

快適性?という面では、ポルシェは過去にミニバンも製造していた

ただ、ポルシェからこういったショーファーカー的と言いますか…ミニバンチックなモデルが発表されるのは極めて異例で、1983年~1985年にフォルクスワーゲンT25をベースにしたB32と呼ばれるモデルを限定15台のみ製造して以来。

ちなみにこのモデルが製造された理由としては、主にパリダカールラリーキャンペーンでのグループB 959レースカーのサポート車両用として開発されたので、実はそこまでラグジュアリーに特化したモデルでもなかったんですね。

とはいえ、エンジンスペックは911カレラSから供給された排気量3.2L 水平対向6気筒エンジンが搭載され、最高出力231hpを発揮、直線性のパフォーマンスとしては0-100km/hの加速時間が約6秒、最高時速は209km/hにまで到達するという、当時としては十分すぎるスペックを持つミニバンでもありました。

ちょっと話は逸れてしまいましたが、今回ポルシェからスポーティとは大きくかけ離れたモデルが発表されるということは、もしかするとポルシェの新たな方向性を定める一台になると思われますし、パワートレインも100%内燃機関なのか、ハイブリッドなのか、はたまた100%電気自動車として登場するのか非常に気になる一台です。

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Reference:motor1.com