何コレカッコいい!中国トヨタが新型アリオンを世界初公開!中国語表記では「傲瀾(アオラン)」、ライバルは日産の新型シルフィ

トヨタから中国のセダン市場を盛り上げる新たなモデルが登場

2020年11月20日より開催中の中国・広州モーターショーにて、第一汽車との合弁企業である一汽トヨタより新型アリオン(Toyota New Allion)が世界初公開されました。

今回発表された個体は、日本市場にて販売されるアリオンとは異なり、カローラ(Corolla)とアバロン(Avalon)の中間的な立ち位置となるサブコンパクトセダン(中国表記では「傲瀾(アオラン)」)で、2021年3月より中国専売モデルとして発売スタートします。

プラットフォームは、広州モーターショーにて同時発表された新型レビン(中国名:リンシャン(Lingshang))と同じTNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャ)モジュラープラットフォームをベースにしていて、ボディサイズは全長4,720mm×全幅1,780mm×全高1,435mm、ホイールベース2,750mmと中々にワイド&ロースタイル。


ロングホイールベースタイプでラグジュアリー性を高め、ライバルの日産・新型シルフィに真っ向から挑む

新型アリオンは、中国市場向けのカローラよりも50mmホイールベースを延長し、カムリよりも-75mm短く、しかしカムリと同じ980mmの後部座席スペースを有することから、非常に実用性の高いセダンとして販売されます。

ちなみにホイールベースを延伸する派生版は、トヨタに限らずBMWやアウディ、メルセデスベンツ、更にはロールスロイスでも販売されていて、そのほとんどが中国市場向けとして販売されています。

これは中国の富裕層をターゲットにしたモデルになりますが、恐らくはトヨタもニッチな市場をターゲットにした一台でありながらも、非常にフレキシブルなTNGAプラットフォームを流用することでコストを抑え、富裕層だけでなくそれ以外の顧客にも販売できるよう持ち掛けた一台なのではないかと言われています。

そしてこのモデルの最大のライバルとなるのが、中国市場にて非常に高い人気を誇る日産・新型シルフィ(Nissan New Sylphy)で、このモデルに真っ向から勝負を挑むことを目的に投入したともいわれています。

新型アリオンの内外装インプレッションは、以下の次のページにてチェック!