ホンダ・シャトルの販売終了説が出るなか、FMCでフィット・シャトルに戻るとの噂…車格は違えどトヨタ新型ヤリスクロスへの対抗か?更にダイハツ新型タントも一部改良へ

まさかフィット・シャトルの名が再び復活する?

さてさて、以前ちょっとした話題となったホンダの5ナンバーサイズ・ステーションワゴンのシャトル(Honda Shuttle)が、2019年5月のマイナーチェンジを最後に販売を終了する?という記事をご紹介しましたが、このモデルがシャトルではなく次期フィット・シャトル(Fit Shuttle)になる?との噂が浮上しています。

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自動車情報誌ベストカーによると、2020年2月に発売された新型フィット4(New FIT4)の販売が伸び悩んでいるそうで、強力なライバルともいえるトヨタ新型ヤリス(Toyota New Yaris)との販売台数に圧倒的な差を付けられているとのこと。

確かに、一般社団法人日本自動車販売協会連合会の各月度の新車販売台数ランキングを見ていくと、以下の通り圧倒的な差で新型ヤリスがトップになっています。

2020年7月度・・・トヨタ・ヤリス:14,004台(1位)/ホンダ・フィット:9,213台(5位)

2020年8月度・・・トヨタ・ヤリス:11,856台(1位)/ホンダ・フィット:7,158台(4位)

2020年9月度・・・トヨタ・ヤリス:22,066台(1位)/ホンダ・フィット:8,922台(6位)

2020年10月度・・・トヨタ・ヤリス:18,592台(1位)/ホンダ・フィット:9,001台(7位)

2020年上半期(4月~9月)・・・トヨタ・ヤリス:79,400台(1位)/ホンダ・フィット:50,521台(4位)


なぜここまで”ヤリス”が売れているのか?

ただし、ここで注意しなければならないのは、2020年8月末に発売された新型ヤリスクロス(New Yaris Cross)や、9月に発売されたGRヤリスも全て含めて「ヤリス」にまとめられているので、2020年9月度から一気に販売台数が2倍近くまで跳ね上がっているのもその理由。

とはいえ、新型フィット4も2020年2月発売の段階で、クロスオーバータイプのCROSSTAR(クロスター)も同時発売しているので、条件としてはそこまで変わらず。

こうしてヤリスとフィットの販売台数差が大きくなっていくなか、ホンダとしてもこれ以上引き離されぬように「何か打つ手立てはないか?」ということで、2021年秋頃にフルモデルチェンジ予定?となるシャトルの次期モデルとして「フィット・シャトル」に名を戻し、フィットという名称にてカウントすることで販売台数ランキングを引き上げる作戦に出るのではないか?とのこと。

果たしてこのような策を取るのかは定かではありませんが、5ナンバーステーションワゴンの需要が少しずつ減り(各月度2,000台未満)、その一方でトヨタ・ライズ(Toyota RAIZE)やダイハツ・ロッキー(Daihatsu Rocky)といった5ナンバーSUVが一気に人気を得ている中、果たして次期フィット・シャトルが再び人気を取り戻せるのかは微妙なところにあると思います。

ダイハツ新型タント/タントカスタムも2020年12月1日に一部改良されるも、具体的にはどういった変更が施される?気になる続きは以下の次のページにてチェック!