何と(豪)トヨタ公式!ランドクルーザー70を100%電気自動車に改造した「ランクル70 EV」を発表。排ガス削減を目指して、まずは鉱山現場にてテスト作業中

オーストラリアとの大資源会社との協力により、作業用トラックの排ガスを大幅に削減することが目的

トヨタのオーストラリア部門より販売されたオフロードモデル・ランドクルーザー70(Toyota Land Cruiser 70)ですが、このモデルを内燃機関(ディーゼル)モデルから100%電気自動車(ピュアEV)へと改造したモデルが世界初公開されました。

しかもトヨタ・オーストラリアが公式にてプレスリリース(公式ホームページはコチラ)したユニークな電気自動車ということで、同国の大手資源会社であるBHP社との協力により、フリート小型EVトラックとしての実用性や走破性、そして排ガス削減なども含めてランクル70EVのパイロットトライアルを行うことも正式に発表しています。


見た目はディーゼル感満載のランクル70だが?

こちらがトヨタ・オーストラリアが公式発表した100%電気自動車のランドクルーザー70 EV。

見た目はゴリゴリのディーゼルモデル風ですが、中身は排出ガスを一切出さないピュアEVで、ドアサイドパネルにもTOYOTA EV BHPのデカールも。

あくまでも現段階はパイロットトライアル用なので、西オーストラリアのBHPニッケルウェスト鉱山の現場にて活用できるかどうかをチェックしている段階です。

どうしてBHPとの協力でこのような評価が行われたのか?

ちなみに、今回発表されたシングルキャブスタイルのランドクルーザー70 EVは、ポートメルボルンにあるトヨタ・オーストラリアの製品企画開発部門によって、バッテリー式電気自動車に改造されたものなのですが、そもそもどうして鉱山現場にて機能性の評価を行っているのかも疑問に思うところですよね。

っというのも、トヨタ・オーストラリアとBHP社は、過去20年関係性を構築していたこともあり、このプロジェクトで小型トラックのフリート内で排出量を削減することが目的となっているそうです(商用車での排出ガス削減も重要な課題)。

このプロジェクトが成功することで、両社の関係性を更に強化し、未来をより良いモノにしていくための重要なプロジェクトの一つになっているとのこと。

ピュアEVトラック・商用車を更に展開していくための重要な評価

こういった小型トラックを用いた主力製品の多くが、ディーゼルエンジンを搭載しているため、今回の試験が成功すれば積極的にピュアEV仕様のトラックを展開できる可能性があり、2030年までに運用排出量を30%削減することがトヨタの目標となります。

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