日産幹部がフルモデルチェンジ版・新型GT-R R36について言及!「次期GT-Rはゴジラの要素が更に強くなります」→そもそもなぜGT-Rは「ゴジラ」と呼ばれている?

日産は次期GT-R R36のデザインの方向性がある程度定まってきた?

2023年10月にジャパンモビリティショーにて出展された、日産の新世代コンセプトモデル・ハイパーフォース・コンセプト(Nissan HYPER FORCE Concept)。

本モデルは、全固体電池を搭載する次期GT-R R36と噂されていますが、今回GT-R R36がどのようなモデルとなるのか?日産のデザイン責任者がその一部を明かしています。


GT-R R35が2007年に発売されて17年が経過!R35は2025年モデルで最後と云われている

日産が現行のGT-R R35を世に送り出したのは、17年前となる2007年で、当時は日本円で777万円からの販売となりました。

このモデルには、当時としては画期的な四輪駆動システムが組み込まれており、車体重量は重いものの、公道でのパフォーマンスは国産スポーツカーとは思えないほどの速さを実現。

パワートレインも、スカイラインGT-R R34の直6ツインターボからV型6気筒ツインターボエンジンへと変更され、見た目も現代の日産を象徴するデザイン言語が採用されました。

多くの最新技術が活用されたGT-R R35ですが、このモデルも2025年モデルで生産終了間近となり、このタイミングで日産幹部の1人が今後について語っています。

次期GT-R R36は「ゴジラの要素」が更に強くなっている?

今回、次期GT-R R36の存在について語っているのは、欧州日産のデザイン担当副社長であるマシュー・ウィーバー氏。

彼は最近、 海外カーメディアTop Gearのインタビューにて、次期GT-R R36のデザインには「ゴジラの要素」が取り入れられると明かしたとのこと。

発言内容としては漠然としているものの、彼のコメントから読み取れることがいくつかあります。

なぜGT-Rは”ゴジラ”と呼ばれている?

今回の日産幹部の発言から「ゴジラ」というキーワードが出て来たかと思いますが、そもそもGT-Rが「ゴジラ」と呼ばれている理由は何なのでしょうか?

これにはいくつかの理由があり、最も一般的な説としては以下の通り。

1989年に発売されたスカイラインGT-R R32が、オーストラリアのレース界で大成功し、そのパフォーマンスと圧倒的な速さから現地メディアによって「ゴジラ」と呼ばれるようになったことから、その名が浸透していったということ。

オーストラリアでは、モンスタートラックやモンスターフィッシュなど、より強力なモデルたちを「モンスター」と表現することが一般的ではあるものの、GT-Rの性能が更に凄まじいことから「ゴジラ」と称されることに。

なお2つ目の説として、GT-Rの重厚な外観や迫力ある走りが、「ゴジラ」という映画の怪獣のようであるということから、その名前が付けられたともいわれています。

以上より、あくまでも説ながらも「GT-R=ゴジラ」と表現される背景には、圧倒的なパフォーマンスと存在感を持つことを意味していて、そのイメージに最も近しいのが「ゴジラ」だったのかもしれません。

2ページ目:「ゴジラの要素が強くなる」具体的なポイントとは?