(米)スバル新型アウトバック/インプレッサに珍しいリコール。製造者が使用したトルクレンチが不適切だったためにギアセレクターが正しく機能しない恐れ

あの真面目なスバルがかなり珍しいリコール

アメリカ市場向けにて販売されている、スバルのフルモデルチェンジ版・新型アウトバック(Subaru New Outback)/インプレッサ(Impreza)の2車種にリコール。

米国運輸省道路交通安全局(NGTSA)のプレスリリースによると、今回対象となっているモデルのリコール台数としては、新型アウトバックが314台(2020年12月14日~21日に製造)、新型インプレッサが69台(2020年12月14日~18日に製造)の計383台と比較的少な目ではあるものの、推定不良率が40%と非常に高いという事実もあるようです。


どういった不具合が発生したのか?

具体的なリコール内容としては、トランスミッションCVTのセレクトレバーケーブルナットをトルクレンチにて締め付ける際、製造業者のトルクレンチの使い方が不適切だった可能性が高く、これによって規定トルクまで締め付けられず、ギアセレクターが正しく機能しないといった問題が発生しているとのこと。

もちろん、この日に製造された製造担当者(1人)も特定されているものの、なぜこのような事態になってしまったかについては、今後より詳しい調査が行われる可能性があるとのこと(もしくは社内にて既に調査が行われ、改善・再度教育されている可能性も高い)

なお今回の改善措置としては、対象モデル全てを回収した後、規定トルクまで締め付けて問題ないことを確認したのち顧客に返却する流れとなるそうですが、事故や不具合が発生したという報告はないとのことから、事前に社内にて判明した情報である可能性が高そうです(そういった意味では事故につながるようなことが無かったのは不幸中の幸いだったと思う)。

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