フルモデルチェンジ版・三菱の新型ランサーエボリューションⅪはこうなる?新型アウトランダー顔でアグレッシブ、やはりフロントグリルはダイナミックシールド
非公式レンダリングと言えども完成度はかなり高め
2024年10月9日に発表予定となっている、ビッグマイナーチェンジ版・三菱の新型アウトランダーPHEV (Mitsubishi New Outlander)ですが、その一方で復活が期待されているモデルとして新世代4ドアセダンタイプの新型ランサーエボリューションⅪ (New Lancer Evolution)。
現時点では市販化に関する噂は一切ないものの、今回新たに公開されたレンダリングをチェックしていくと、「このまま市販化されても違和感無し」と感じる程に完成度高め。
一体どのようなレンダリングに仕上げられたのか、早速チェックしていきましょう。
現代の三菱顔をそのままスポーツモデルにシフトした次期エボⅪ
こちらが今回公開されている新型ランサーエボリューションⅪのイメージレンダリング。
デジタルアーティストRain Prisk氏によって作成された今回のレンダリングですが、フロントマスクはアウトランダーPHEVに近いデザイン言語で、ダイナミックシールドグリルは健在。
グリルパターンはブラックペイント処理で引き締めつつ、釣り目タイプのLEDデイタイムランニングライトとヘッドライトを兼用するシャープなユニットを搭載しています(独立式のヘッドライトユニットが直下に設けられるはずが、ナンバープレートによって隠れている)。
この他、新型ランエボらしいフロントチンスポイラーやデュアルベントフード、クロームアクセント、ブラックペイント処理された大口径アルミホイールを装着。
ボディスタイルとしては、フラットなルーフを持たない4ドアクーペスタイルで、巨大リヤウィングにはカーボンパーツを使用しているとのこと。
エンジンは新型メガーヌRSから流用との噂も?
そして最も気になるのがパワートレインですが、motor1.comの情報によるとルノー新型メガーヌRSにも搭載される排気量1.8L 直列4気筒直噴ターボエンジン(最高出力341hp)が流用される可能性が高いそうで、駆動方式は四輪駆動(4WD)のみとのことですが、現時点ではあくまで噂レベル。
競合モデルとしては、フルモデルチェンジ版・スバル新型WRX STIが候補に挙げられているそうです。
三菱のアイデンティティも上手く踏襲するスポーツセダン
続いてはスタンダードグレードとなる、三菱のフルモデルチェンジ版・新型ランサーはこうなる?というレンダリングをチェックしていきましょう。
今回このレンダリングを作成したのは、デジタルアーティストEnoch Gabriel Gonzales氏で、非公式ながらも、先ほどの新型エボⅪ同様に完成度は非常に高く、いつ市販化されてもおかしくないようなデザイン。
ボディスタイルとしては、先代より引き継がれる4ドアセダンではあるものの、更に滑らかなボディラインで4ドアクーペに近いスポーティスタイル。
そして三菱のアイデンティティともいえるダイナミックシールドグリルを採用しつつ、グリルパターンは今までにない縦基調のスリットが入っていますが、どこか韓国起亜や中国車のグリルパターンにも見えるのは不思議なところです(国内だけでなく欧州や東南アジアなどでの市販化をイメージ?)。
あとはコンパクトでエッジの効いたヘッドライトが印象的で、LEDデイタイムランニングライトは、新型エクリプスクロス(New Eclipse Cross)/アウトランダーと同じ”へ”のデザインを採用し、その直下に二眼タイプのLEDヘッドライト、そして別のハウジングにLEDフォグランプを搭載しています。
まるでトヨタ新型MIRAIのような伸びやかなセダンスタイル
続いてサイドビューはこんな感じ。
トヨタ新型ミライ(Toyota New Mirai)のようなスポーティなブルーカラーで、より引き締まったスポーツセダンといった印象でしょうか。
トップルーフはフラットなラインがなく、どちらかというとクーペもしくはファストバックに近いフォルム。
足もとのアルミホイールも非常に複雑なマルチスポークタイプとなりますが、元々ラリーカーとしての印象の強いランエボなだけに、こうしたラグジュアリー志向のアルミホイールに違和感はあるものの、時代の変化に合わせたスポーツラグジュアリーなホイールにするところはデジタルアーティストの高いセンスだと思います。
リアテールランプはレクサスの現行IS風?
リヤビューはこんな感じ。
まさかのレクサス現行ISと同じとなる、センター直結式の一文字テールランプを採用し、ウィンカー部分も両サイドL字の内側が点滅する仕組みになっているようです。
参考のため、現行ISのリヤテールランプはこんな感じ。
先程の新型ランサーのテールランプは、L字部分が二重になっていましたが、アーチを描くような一文字テールは現行ISそのもの。
再度新型ランサーのリアエンドに戻ります。
こうして真後ろから見てみると、リヤテールゲートやバンパーの面積が非常に大きいからなのか、クーペ/ファストバックのようには見えず、どちらかというリフトアップされたクーペSUVに近い感じ。
マフラーは、両サイド1本出しのデュアルエキゾーストをインストールしたオーバルタイプで非常にカッコ良く、このあたりの潔さは三菱らしいところです。
こちらは新型ミラージュなどにも採用されるような、サンドイエローメタリックに近いカラーリングですが、こうした個性的な色合いでもスポーティ且つオシャレに見えるのがランサーエボリューションの強み(ちょっとフォルクスワーゲン・アルテオンっぽくも見える)。
現時点で新型ランサーの市販化の予定は無いとのことですが、何れは復活してほしい一台ですし、販売需要が低迷するセダン市場に一石を投じるようなモデルとして再び注目されることを期待したいところです。