シトロエン最小となる新型クロスオーバーC21の開発車両を初スパイショット!ハロゲン&鉄チンホイール装備…サイズ感はライズ/ロッキー/マグナイト?
いよいよシトロエンもコンパクトクロスオーバーのラインナップを拡大か
現在シトロエンがラインナップするエントリークロスオーバーといえばC3ですが、今回全く新しいエントリーコンパクトクロスオーバーと思われる開発車両が初スパイショットされています。
最小モデルとしてC1を発売しているシトロエンですが、今回スパイショットされているテストカーのコードネームはC21とのことで、製品名との直接的な関係性があるかは不明ですが、シトロエンのラインナップモデルで最も安価に購入できるモデルではないかと予想されます。
早速、シトロエンの新世代コンパクトクロスオーバーに関する開発車両をチェックしていきましょう。
ボディスタイルはクロスオーバーというよりもBセグメントコンパクトカー?
こちらが今回、スウェーデンの極寒の地にて世界初スパイショットされた新世代コンパクトクロスオーバーC21の開発車両。
海外カーメディアCARSCOOPSによると、どうやらインド市場専売モデルとのことで、2021年後半ごろより発売予定とのこと。
ボディ全体に分厚めのカモフラージュラッピングが施されていて、細部のデザインが中々に確認しづらい状態ではあるものの、シトロエン独自の釣り目タイプのデイタイムランニングライトや、独立タイプのフロントヘッドライトが装着されているのが確認できます。
リヤクォータービューはこんな感じ。
具体的なサイズ感までは明らかになっていないものの、トヨタ新型ヤリスクロス(Toyota New Yaris Cross)のようなBセグメントSUVにも見えますし、ライズ/ロッキーのようなAセグメントSUVにも見えますが、全幅1,700mm以下になる可能性は限りなく低いとこと。
インド市場では全長4,000mm以下のモデルが多い→一体ナゼ?
その代わり、全長を4,000mm以下にすることでインドの税制サービスGSTの負担を最も軽くしてくる可能性は高いと考えられるでしょうね。
これに加え、ガソリン車で排気量1.2L/ディーゼル車で1.5Lを超えないモデルに限り「小型車」として扱われ、GST税率+目的税率を足し合わせた合計税率が29%とガソリン車の中で最小に抑えられます(EVは12%)。
仮に全長が4,000mmを超えてしまった場合、合計税率は一気に45%へと跳ね上がってしまうため、車両価格の約半分をプラス税金で追い金して購入するといったバカげたことだけはどうしてもしたくないんですね(しかもハイブリッド車に関してはサイズに関係なく43%の税率負担となる)。
装備内容も可能な限り簡易的で価格帯も抑えてくる?
なお足元のホイールはエントリーグレード向けと思われる鉄チンタイプで、上位グレードになるとアルミホイールが装着されると予想されます。
リヤテールランプやブレーキランプも点灯していますが、ウィンカー含めて非LED(豆球)である可能性が高そうですね。
こちらはフロントヘッドライト点灯時。
デイライト部分は確認できないものの、ヘッドライトはハロゲンであることが確認できますね。
そんな新型C21のプラットフォームは、PSAグループのCommon Modular Platform(CMP)が搭載される予定で、ジープ・レネゲード(Jeep Renegade)以下のエントリーモデルにも採用される予定のプラットフォームですし、インド市場であれば新型C5エアクロスが発表された際に導入されたプラットフォームでもあります。
競合はやっぱり日産の新型マグナイト
インテリアはチラッとだけ確認できますが、ディスプレイはフローティングタイプで、ダッシュボードは水平基調のようにも見えますね。
そして気になるパワートレインについてですが、噂によれば排気量1.0L 直列3気筒ターボエンジンが濃厚で、先述にもある通りインドの税制サービスGSTの負担を最も軽くするためだと予想されます。
競合モデルとしては、フォード・エコスポーツ(Ford EcoSport)やヒュンダイ・ヴェニュー(Hyundai Venue)、そして日産の新型マグナイト(Nissan New Magnite)が挙げられるようです。
☆★☆インド関連記事5選はコチラ!☆★☆
Reference:motor1.com