フルモデルチェンジ版・ホンダ新型ヴェゼルに試乗!私有地内の徐行とはいえ圧倒的な静かさ、競合ヤリスクロス/CX-30と張り合う準備はできた

2021-04-25

新型ヴェゼルの快適性は良さげ、視界はそれなりに良好、一方で機能性は?

ホンダ新型ヴェゼルでのEV走行を実感した後、エアコン等をガンガンに効かせてエンジンを強制的に始動させますが、始動時の振動はシートに伝わることなく、音だけで「あっ、今エンジン掛かったな」という感覚になるぐらい。

それぐらい防振向上にも手を加えられていて、新型フィット4では見られなかった改善が新型ヴェゼルではふんだんに盛り込まれているので、同じプラットフォームと言えど乗り味などは全くの別物。

ただその一方で、視界に関しては新型フィット4と異なってAピラーが極細ではないため、圧倒的な見晴らしの良さとまではいかないものの、コンパクトSUVモデルとしては十分な広さだと思います。

路面が非常にキレイな私有地だったため、ロードノイズや振動などを感じることはできなかったものの、徐行でもミシュラン製プライマシー4タイヤの上質さは特筆すべきものがあり、路面に吸い付くようなグリップ力、静けさは公道で走らせてもその真価を発揮してくれると期待できそうです。

あと今回の試乗では、車速連動ドアロック機能が設けられているかを確認することができなかったのは残念。

これは新型フィット4には無い機能ですから、特に後席などに子供を乗せる方には重宝される機能ではないかと思います。


電動テールゲートやブラインドスポットインフォメーション機能についてもチェック

この他お伝えしておきたかったポイントとしては、e:HEV Z/e:HEV PLaYにて標準装備されるハンズフリーパワーテールゲート機能ですが、トランクドアがクローズ中に体が接触した際、自動的にフルオープンへと切り替える挟み込み防止機能も付いていました。

ただ、その挟み込み防止機能の強さが結構なもので、指で接触する程度では反応せず、少し強めの反力を与えないと反応しないというのが欠点かも(体が当たったとき地味に痛かった)。

もう一つはブラインドスポットインフォメーション/ブラインドスポットモニターですが、これは走行中の死角になりやすい自車の斜め後方車両を検知し、ドライバーへ注意を促すことで運転負荷を軽減する機能となるものの、例えばトヨタ/レクサスのように後側方から接近してくる距離によって、点灯/点滅頻度が変わるといったことはなく基本的に点灯だけに留まるため、この点のアップグレードは特に無し。

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