中国の最高級車・紅旗(ホンチー)がPHEVハイパーカーS9を世界初公開!1,400馬力を発揮するモンスター…何とデザイナーはアウディR8を設計

新型S9は他のスーパーカー/ハイパーカーメーカーを脅かす一台になるかもしれない

引続き紅旗(ホンチー)の新型S9へ。

その見た目はもちろんスーパーカー/ハイパーカー独自のエクストリームなデザインで、ロングテールで高度なコックピット、スペースフレーム構造、可変ジオメトリスポイラー、空気抽出バックライト、革新的なカーボンファイバーエアインテークが各ヘッドライトにシームレスに統合されるなど、全てにおいて洗練されたデザインにまとめられています。

パワートレインについては、V型8気筒エンジン+電気モーター3基+バッテリーを組み合わせたプラグインハイブリッド(PHEV)を採用し、システム総出力1,400hpとブガッティ・シロン(Bugatti Chiron)のエンジン出力に近い数値。

そして直線性のパフォーマンスとしては、0-100km/hの加速時間が1.9秒、最高時速は402km/hととんでもない加速性能を持ち、一方で電気モーターのみでの最大航続可能距離は40kmと実用性も持ち合わせています。


最高級ブランドといえど、やっぱり気になるのは品質や耐久性

デザインだけでなくスペックもぶっ飛んでいることはもちろんのこと、空力特性やバランスも考慮したボディシェイプで、本質的でダイナミックなラインの美的言語を完成すべく、徹底した試験や計算を繰り返したそうですが、改めて思うのは、あのラグジュアリー重視の紅旗が「まさか、こんなエクストリームハイパーカーを発表するとは…」ということばかり。

ある意味自由な発想で、ジャンルにとらわれず、最高級ブランドだからこそ実現できることだと思いますが、最後に気になるのはやっぱり品質や耐久性、そしてブランドでしょうね。

スーパーカー/ハイパーカー部門では全く実績のない紅旗ですが、今回販売される個体は世界限定99台のみと非常に少なく、2022年よりイタリア・モデナ工場にて生産が開始される予定ですが、その価格帯も約1.5億円と超高額。

先述の通り、紅旗も日本市場に進出しているとのことで、もしかすると1台ぐらいはS9が日本に納車されるかも?

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Reference:SilkFAW