フェラーリ新CEOに就任予定のベネデット・ビーニャ氏って一体だれ?更にラ・フェラーリの後継と思われる開発車両がカモフラージュ一切無しの状態にてスパイショット!

何とベネデット・ビーニャ氏は半導体業界出身のエキスパートだった

フェラーリ前CEOであるルイス・カミッレーリ氏が2020年12月に退任後、ジョン・エルカーン会長が暫定的にCEOの役割を担っていましたが、2021年9月1日に正式にベネデット・ビーニャ氏がフェラーリ新CEOに就任することが明らかとなりました。

実はこの人物、1995年より勤務していた半導体メーカーでお馴染みSTマイクロエレクトロニクス(STMicroelectronics)社のアナログ、MEMS(マイクロ・エレクトロメカニカル・システムズ)およびセンサー・グループ(AMS)のプレジデントを務めた重要人物でした。

つまり半導体業界を知り尽くし、今後エレクトロニクス化を進めていくフェラーリにとっては重要な人物であることを意味します。


フェラーリはまだまだ電動化が遅れている自動車メーカーの一つ

こちらがフェラーリ新CEOのベネデット・ビーニャ氏。

フェラーリによれば、「私たちの業界に大きな変化をもたらしているテクノロジーに対する彼の深い見解と知識、経験が、自動車メーカーをさらに強化するでしょう」と語っていて、競合他社に比べて圧倒的に電動化の進みが遅れているフェラーリにとっては、ある意味救世主のような存在。

自動車メーカーが電動パワートレインを含む今日の自動車により多くの技術を詰め込むにつれて、半導体やチップ、その他の技術が業界で注目されている商品であることから、自動車の更なる内側の部分、そして多角的な視点も持つベネデット・ビーニャ氏が、最も現代のフェラーリCEOに適しているのだと考えられます。

フェラーリは、今後のEVへの取り組みについての詳細は明らかにしていませんが、2020年初頭に申請した特許にもある通り、将来的には完全な電気自動車とハイブリッドパワートレインの両方をサポートする4基のモーター/四輪駆動(AWD)のミッドエンジン車の存在を明らかにしていました。

これは恐らく、2019年に初のPHEV(プラグインハイブリッド)カタログモデルとなるSF90ストラダーレ(Ferrari SF90 Stradale)がキーモデルになると思われ、将来的にこのシステムが主流となり、2022年までに売上高の60%がハイブリッドになることを目標に立てています。

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こういった計画を立てていく中で、フェラーリのトップに立つ人物にはエレクトロニクスの技術的知識はもちろんのこと、現時点で大きな問題となっている半導体の流れを把握することは必須であることから、フェラーリも「彼は半導体産業の中心で26年間働き、比類のない知識を身につけてきた。半導体産業は自動車産業を急速に変化させており、彼の知識が次世代技術の応用を開拓するフェラーリの能力を強化することになるだろう」と期待しています。

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