ピニンファリーナが全く新しいコンセプトモデル・テオレマを世界初公開!型破りなデザインと5人乗り仕様…そしてボディカラーは日産アリア/ノートオーラの暁サンライズカッパー風

ピニンファリーナが超個性的なコンセプトカーを世界初公開!

イタリアのデザインハウスでお馴染みピニンファリーナが、全く新しいコンセプトモデルとなる新型テオレマ・コンセプト(Pinifarina New Teorema)を2021年7月14日に世界初公開しました。

テオレマとは、イタリア語で「定理」を意味しますが、今回発表されたテオレマ・コンセプトは、VR技術を駆使して実現した次世代モデルとのこと。

ところでピニンファリーナとは?

なおピニンファリーナは、先述の通りイタリアのデザインハウスで、フェラーリ250GT SWBやプジョー504などのクラシックモデル、アルファロメオ・ブレラ、そして約2,000hpを発揮するピュアEVハイパーカー・バッティスタを発売するなど、現代においても幅広く活躍しています。

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そんなピニンファリーナが、将来を見据えた最新の技術を備える仮想現実と拡張現実のみを使用して開発された、ワイルド且つ奇想天外なコンセプトカーを構築したわけですが、今回はあくまでもコンセプト止まりで、いずれは実車として登場することも計画しているそうです。

早速新型テオレマ・コンセプトの内外装デザインを見ていきましょう。


ボディスタイルはクーペ?SUV?ステーションワゴン?それとも…?

こちらが今回公開された新型テオレマ・コンセプトのエクステリア。

ボディスタイルは、クーペともSUVともステーションワゴンとも捉えられるような独創的で急進的なスタイリングで、全長は何と5,400mmと超絶ロングボディ。

全長だけを見ると、メルセデス新型マイバッハSクラス(Mercedes-Benz New Maybach S-Class)とほぼ同じ長さ(5,469mm)になりますますが、全高は僅か1,400mm。

ピニンファリーナ独自の風洞を利用することで、空力効率を最大限生かすことができ、側面の大きなエアダクトは空気の流れを改善し、その結果としてEVの航続距離を伸ばすことができるそうです。

ボディカラーは日産の暁サンライズカッパーにも似ている?

何とも独創的で非現実的なスタイリングですが、ボディカラーは何とも特殊なブロンズ風で、イメージとしては日産の新型アリア(Nissan New Ariya)/ノートオーラ(New Note Aura)に採用される暁(あかつき)サンライズカッパーっぽい色合いにも見えますね。

ちなみにこちらが、新型アリアより初めて採用された暁サンライズカッパー。

リヤテールランプは、昨今のトレンドにもなっている一文字風ではあるものの、垂れ下がりの逆U字型でヒュンダイっぽさもあったり。

足もとのホイールも独創的ですが、エアロカバーを設けることで空力効率を最大化しているとのこと。

シートレイアウトはセンターシート付の完全独立式5人乗り

そして新型テオレマで最も驚くべきが車内のシートレイアウト。

キャビンは1+2+2という何とも珍しいシートレイアウトで、マクラーレンF1/スピードテール(およびゴードンマレーT.50)のようなセンターシートが採用されています。

しかも3列目は非常に優雅で快適に座ることができますし、運転席にはハンドルが設けられていません。

要は100%自動運転を可能とするピュアEVコンセプトカーということで、ドライブモードとレストモードの2種類も準備され、その場に応じて最適なドライビングを提供するというもの。

何とも自由でピニンファリーナらしい豊かな発想ですが、具体的なエンジンスペックや仕様などは一切明らかになっておらず、あくまでも仮想現実でのコンセプトカーというところで止まっているようです。

なおテオレマ用に開発されたEVローリングシャーシは、Bentelerというサプライヤが担当し、何ともエレガントなシートは家具メーカーのポルトローナフラウとの共同作業にて実現され、折りたたんでベンチになるように考案されているそうです。

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Reference:motor1.com