ずっと憧れだった日産スカイラインGT-R R34を手に入れるも自損事故で大破…一度は廃車を考えるもR33のエンジンをぶち込み、仲間のサポートもあって無事元通りになった奇跡の物語

ここまでに来るのはとても険しい道のりだったが、事故によって失ったものは一瞬だった

マレーシアにて、長年ずっと憧れだった日産スカイラインGT-R R34を手に入れるも、オーナー自身の操作ミスによって自損事故で大破→1年かけて無事元通りにした男性が大きな話題に。

その人物は、マレーシアでは非常に有名なショップを経営するHafis Hazam氏で、インスタグラムでのフォロワー数は9.2万人を誇ります。

彼が日産スカイラインGT-R R34に興味を示したのは、映画ワイルドスピードX2にて登場したブライアン・オコナー仕様のR34だったそうで、この映画をきっかけに自身でカーショップを立ち上げ、様々な仲間とのコネクションを得て、念願だったR34を手に入れることができたんですね。


元々廃車予定だったスカイラインGT-R R34を奇跡的に手に入れることに

但し、彼が入手(購入したかは不明)したスカイラインGT-R R34は、ペイントショップにて保管されていた廃車寸前の個体だったそうで、フロントフードやフロントフェンダー、リヤバンパー、トランク部分は一切なく、おまけにエンジンも空っぽの状態だったそうです。

そこでHafis Hazam氏は、様々なコネクションを使ってR34のRB26DETTエンジンを入手し、これをぶち込むことで無事エンジン始動を可能にしました。

ペイントショップでの思いがけない出会いから数年が経過し、スカイライン専用のエンジンから様々なパーツを調達して完成するまでに更に数年かかったとのことですが、彼にとってスカイラインは一生の憧れであり、生きがいでもありました。

十数年以上も憧れてきた期間に比べたら何てことないですし、自分仕様のスカイラインにカスタムできること、そしてここまでの形まで持っていくことができたのも、仲間の力があったとのことで、全ての人々に感謝したそうです。

外観は完成しているが、中身も徹底的に自分仕様に

一応エンジン始動・自走自体は可能だったそうですが、彼が納得の行くコンディションに仕上げるまでには、エンジンオイル漏れの対策やエンジンチューニングが必要でした。

具体的にどれだけのスペックにまで引き上げていたか不明ですが、エンジンチューニング(ECUセットアップ)はかなりの時間を要したそうで、ようやく納得のいく仕上がりになったそうです。

おそらく世界に一台しか存在しないであろう過激チューニングされたスカイラインGT-R R34ですが、所有していくうちにまだまだカスタムしたい意欲が強くなっていったのか、足回りの調整やサスペンション、そしてタイヤアルミホイールを変更するなど、どんどんその愛情が深まっていきます。

自分仕様のスカイラインGT-R R34が完成するも、たった一つの操作ミスで大破することに…そこから一体どうなった?気になる続きは以下の次のページにてチェック!