【公道試乗編】フルモデルチェンジ版・トヨタ新型ランドクルーザー300 GR-Sport×ディーゼルに乗ってきた！「えっ、これハイブリッド？」といわんばかりに静かだった件

2021-08-07

早速新型ランドクルーザー300 GR-Sport×ディーゼルを試乗していこう

それでは早速、トヨタ新型ランドクルーザー300 GR-Sport×ディーゼルに試乗していきましょう。

まずは運転席に乗り込んでシート調整やサイドミラー、ルームミラーの調整を行いますが、サイドミラーがとにかくデカいこと…この後公道にて試乗してみると、左右後方の見晴らしは結構良かったです。

そして早速エンジンを始動していきますが、ディーゼル特有の”カラカラ”サウンドは車内へと全く響くことなく、どちらかというと「えっ、エンジン始動した？」といわんばかりの静けさ。

その後”D”レンジに切り替えて発進し、そのまま公道へと進入していきますが、ガソリンエンジンとは異なってアクセルを踏み込んだ時のエンジンの唸りはほとんどなく、どちらかと言うとモーターの”キュイーン”というような音が流れるような高い音で、全くディーゼル特有の音が無かったのは意外でした。
※20km/h～30km/hの速度に到達すると、車速連動ドアロック機能が作動します

あとは歩道から公道へと進入する際、ちょっとした段差を通過していくわけですが、このときの段差を通過するときの揺れや足回りの動きはガソリンZX／ランクル200よりもシャープで、GR-Sportで足回りがガッチリしているから？なのかは不明ですが、思いのほか”フワフワ”せずに通過できたのは大きな収穫だと思います。

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新型ランクル300は見た目だけでなく、車内から眺めてもデカい！

続いて運転席からフロントウィンドウを眺めた時の見晴らしの良さはフラッグシップSUVならではで、とにかく視点が高いのは他のSUVでは体感できないほどですし、運転席から新型ランクル300の曲線的で凹凸のあるフロントフードが見える一方、とにかくフロントフードが長く、縁石や前方車両との車間距離にはかなり気を遣います。

車幅もとにかく幅広で、全幅1,990mmもあるので狭い道は走りたくなかったのですが、なぜか営業さんがやたら狭い道をチョイスしてくるところに「スパルタさと最大限の愛情表現」が伝わってきたので、その気持ちに応えるべくアクセルを踏み込んでいきます。

ディーゼルのアクセルレスポンスや加速、トルク、そして遮音性は？

ちなみにディーゼルのアクセルレスポンスは「ちょっと遅く」、ガソリンモデルに比べると重々しく感じたのが正直なところ。

もちろん、スピードがノってきたらディーゼル特有のトルクフルさを感じることはできるものの、直感的且つ体感的には低速からの加速はガソリンの方が良かったと記憶していて、加速時のエンジンの静けさや振動の少なさは圧倒的にディーゼルの方が良いです。

これは大げさでも何でもなく、窓を完全に閉め切ってエアコンをガンガンに効かせて走らせていると、全くディーゼルエンジン音は聞こえませんし、「ハイブリッドモデルに試乗している？」と感じてもおかしくない程に静か。

窓を開けるとほんの少し「カラカラ」という音は聞こえますが、この辺りの遮音性の高さはさすがトヨタ。

ちなみにこの日は、ちょっと荒れた路面を何度か試乗させて頂いたのですが、足回りのサスペンションがしっかり動いていることもあり、ちょっとした段差でも車内が揺れることなく、シートにしっかりと体がフィットして快適に走らせることが可能。

静粛性も非常に高く、先代200系ランクルにて感じていたコツコツとした乗り心地も無かったため、「ランクルもここまで快適に進化したんだなぁ…」としみじみ。

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新型ランクル300は上質なフラッグシップSUV

正直ここまでGR-Sディーゼルの完成度が高いとは思わず、もっと武骨なSUVなのかな？と勝手にイメージしてましたが、乗り心地の良さや快適性は新型ハリアー(New Harrier)以上。

サイズ感や取り回しの面ではミドルサイズSUVやコンパクトSUVには劣るものの、操作しているときの重厚感や安心感は圧倒的に新型ランクル300の方が上で、改めて「新型ランクル300で千里浜なぎさドライブウェイを走りたい！」と思った次第です。

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総じて新型ランクル300 GR-Sport×ディーゼルの完成度は高く、短い距離の試乗ではあったものの、先代との違いをしっかりと体感することができ、そしてトヨタが世界に送り出すモデルなだけあって、一切隙を与えない”トヨタの本気”を感じた一台だと言えます。

あとこれは余談ですが、新型ランドクルーザー300にて電動パーキングブレーキ＆オートブレーキホールドが採用されていますが、残念ながらオートブレーキホールドのメモリー機能(エンジンを再始動してもオートブレーキホールドがON状態をキープすること)はありませんでした。

フルモデルチェンジ版・トヨタ新型ランドクルーザー300に関する最新情報、これまでの詳細情報はコチラにてまとめています。

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Posted by Na_Ya／Creative311