フェラーリを見ると心が少年になる…これまで見てきたラ・フェラーリ・アペルタ/812スーパーファスト/SF90ストラダーレ/288GTOなどを見ていこう【動画有】

引続き心を少年にさせてくれるフェラーリ達を見ていこう

③:フェラーリ初のPHEVカタログモデルとなるSF90ストラダーレ

続いては全てにおいて衝撃的だった、フェラーリのカタログモデルでありながらもPHEVシステムを搭載したSF90ストラダーレ(SF90 Stradale)。

先述の通り、限定モデルではなく誰でも購入できるカタログモデルでありながら、車両本体価格は5,340万円(税込み)、システム総出力で約1,000ps、そしてオプション費用は概ね2,000万円と限定モデルレベルのスペックを揃えた一台。

「遂にフェラーリもカタログモデルでこんな凄いものを出す時代になったのか…マジですげぇよフェラーリ」と思わせる程で、もちろんスペックや価格帯だけでなく、内外装デザインも近未来的。

上の画像にもある通り、ボディカラーはグリジオ・フェッロ・メタリック(Grigio Ferro Met)と呼ばれるグレー系で、ここにシルバーとイエローのアクセントカラーが追加された2トーンボディペインティングを設定することで個性を一気に強めています。(シルバーとイエローのペイントだけで200万円以上)。

フェラーリとてデザインでは空力以上に絶対譲れないところも

リヤビューもかなり先進的なのですが、上の通りプランシングホース(跳ね馬)のバッジは、デザインを損なわないように敢えてバンパーからはみ出るように設置。

跳ね馬の頭が突き出るだけで空力性能が変化する恐れがありながらも、優先すべき(妥協できない)ポイントをしっかりと抑えているフェラーリのデザイン魂にも驚かされるばかりです(これが日本製のスポーツカーだった間違いなく下側にオフセットされていた)。

エンジン位置が低すぎる

そしてSF90ストラダーレで一番の見どころがエンジン位置。

リヤミドシップに搭載されたエンジンが中央よりも更に底に設けられているのがわかります。

これまでのガラスエンジンフード越しに”魅せるエンジン”から一転し、低重心化を図った可能性もあるこのレイアウトですが、このスペースがあまりにも気になる一方で、SF90ストラダーレからV8ミドシップ用のプラットフォームが完全に一新していることも確認できます(おそらくフェラーリなりの”変化と覚悟”のメッセージだと予想)。

フェラーリの拘りが見られるトルクスネジ

そしてSF90ストラダーレに使用される締結用ネジ全てが、シンプルなプラスネジではなく星型ネジ(トルクスネジ)を使用しているところもフェラーリらしいですね。

こういったトルクスネジを使用している海外ブランドだと、BMWのバイクぐらいだと記憶していますが、盗難防止も含めてトルクスネジを使用する所に、フェラーリの隠れた拘りや気遣いが見られます。

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④:時価4億円の扱い方じゃない!ガムボール3000に登場した過激な288GTO

そして最後は、フェラーリの元祖スペチアーレモデルともいうべき288GTO。

こちらは2018年にロンドン~日本にて開催されたラリーイベント「ガムボール3000(GUMBALL3000)」に登場した一台。

今でもはっきりと覚えているイエローの288GTOですが、時価にして4億円も超える超高額モデルを、「これでもか」と言わんばかりにアクセルを踏み込んで吹かしたり、観客の前でローンチスタートをかましてくれるなど、目の前で見ていた私としては「あのオーナーマジでクレイジーだな!」と思わせるほど。

ちなみに288GTOは世界限定272台と非常に少なく、当時グループB参戦のためのホモロゲーション取得を目的として生産されたモデルなだけあって、そのサウンドは非常に勇ましく、たまに動画を見返しては圧倒的な存在感とエキゾーストサウンドに酔いしれる時も。

おそらく288GTOをこんな形で目撃できるのは最初で最後だと思いますし、日本にてガムボール3000が開催されたことには心より感謝です。

【20180810_ガムボール3000(GUMBALL3000)288GTO_石川県・日本自動車博物館】

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