【価格は148.5万円から】(2022年モデル)スズキ新型ジムニー/ジムニーシエラが初のマイナーチェンジ!法規制対応に加えアイドリングストップの追加…一方で5ドア版はどうなった?

まだまだ納期解消されていないジムニー/ジムニーシエラが、満を持してのマイナーチェンジ/一部改良へ

さてさて、2018年7月にフルモデルチェンジ版として新しく発売スタートしたスズキ・ジムニー(Suzuki New Jimny)/ジムニーシエラ(New Jimny Sierra)ですが、発売当初からとんでもない長納期が続き、発売から3年経過した現在も「納期1年以上」がほとんど。

ジムニー/ジムニーシエラの生産数は元々少ないため、しかし想像以上の方々から受注が入ることから明確な納期回答ができず、「納期1年以上」という形で回答されているとのことですが(スズキディーラー曰く)、昨今の諸事情による部品供給の滞りや、半導体の供給不足の影響により、更に工場稼働停止に追い込まれるなど、生産にも大きく影響→納期遅延が発生しています。

そんな発売直後から大変な状況が続いているジムニー/ジムニーシエラが、発売後3年経過&納期問題が解消しないまま、2021年9月16日に初のマイナーチェンジ/一部改良を施して発表し、同年10月20日より発売スタートします。


スズキとしても、これ以上なぁなぁの状態で年次改良やマイナーチェンジを遅らせることはできない

「えっ、納期解消してないのに一部改良(2022年モデル)版として発売するの?」という疑問を持たれる方も多いと思いますし、「まだ納車されてないのに一部改良はさすがにあり得ない」という方もいらっしゃるとは思いますが、これはある意味スズキの覚悟だと予想。

スズキもおそらく、ここまで長期的に長納期状態が続くとは予想もしていなかったと思いますし、「いつまでも年次改良しないまま、なぁなぁと販売を続けることは顧客に申し訳ない」という想いから、満を持しての一部改良を発表したものと考えられます。

そして今回のマイナーチェンジ/一部改良ですが、主に法規制対応がメインになるとのことで、内外装デザインの変更は無し、但しスペアタイヤロアカバーを追加するなど、ちょっとした手直しも入っています。

2022年モデルの具体的な一部改良内容は以下の通り。

◇スズキセーフティサポート非装着車にもオートライトシステムを搭載(全グレード標準装備へ)

◇4AT車に停車時アイドリングストップシステムを追加(2WD走行時のみ作動)

◇軽自動車仕様のジムニーにスペアタイヤロアカバーを追加

スズキの年間販売台数は、2018年7月当初の目標年産とほぼ同じ

なお新型ジムニー/ジムニーシエラの年間目標販売台数は、それぞれ15,000台/1,200台となっており、月間で換算するとジムニーは1,250台、ジムニーシエラは100台と発売当初の月産数値とほぼ変わらず。

発売2年後辺りでは、ジムニー/ジムニーシエラともに、それぞれ月間約3,000台/約2,000台を販売するなど、生産性の強化もあって納期短縮に励んできましたが、先述にもある通り、昨今の諸事情による部品供給や半導体の供給不足が大きく影響し、2021年8月の販売台数は、いずれも月間目標販売台数に届かないレベルでした。

受注は大量に頂いているのに生産できないという状況は、どの自動車メーカーも同じだと思いますが、特に今回のように納期待ちの中でマイナーチェンジ/一部改良が行われるのは非常に悔しいことではないかと思います。

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