トヨタ新型カローラクロス恐るべし…既に納期は2022年2月以降、「購入/契約しました!」の報告も200件以上、なぜここまで売れるのかを考える

新型カローラクロスは様々な用途目的で購入される人が多いようだ

さてさて、2021年9月14日より発表・発売スタートしたトヨタ新型カローラクロス(Toyota New Corolla Cross)ですが、数多くの読者様より「カローラクロス購入しました!」というご報告をいただき、その報告件数も200件を突破。

新型カローラクロスは、以下の通りガソリンモデルとハイブリッドモデルの2種類がラインナップされ、ハイブリッドのみ前輪駆動(2WD)/四輪駆動(4WD)の何れかから選択可能になっています。

【日本仕様・新型カローラクロスのグレード別価格帯一覧(10%税込み)

[ガソリンタイプ]

◇G-X[2WD]:1,999,000円
◇G[2WD]:2,240,000円
◇S[2WD]:2,400,000円
◇Z[2WD]:2,640,000円


[ハイブリッドタイプ]

◇G[2WD]2,590,000円/[4WD(e-Four)]2,799,000円
◇S[2WD]2,750,000円/[4WD(e-Four)]2,959,000円
◇Z[2WD]2,990,000円/[4WD(e-Four)]3,199,000円

なおご報告頂いている方の100%が上位Zグレードで、約80%がハイブリッドZ。

そして中間グレードSに関しては、なぜか生産時期が2022年2月頃よりスタートするとのことで、おそらくトヨタ側の戦略として「上位グレードへと誘導」するために、敢えて生産時期を遅らせているのではないか?とも推測しています。

ちなみに私がお世話になっているトヨタディーラーでも、購入・契約された方の90%以上がZグレードで、残りは営業車用としてGもしくはG”X”を選択しているそうです。


新型カローラクロスの納期は既に「2021年内不可」

そしてこれも凄い話ですが、新型カローラクロスが発売されてまだ1週間しか経過していないにも関わらず、トヨタディーラーからの納期回答としては「2021年内不可」で、早くとも「2022年2月以降」とのこと。

もちろんこれには様々な理由があって、一つ目は「かなり売れているから」と、二つ目が「工場稼働停止で生産が遅れているから」というもの。

特に後者に関しては、過去のブログでも何度かお伝えの通り、昨今の諸事情により東南アジア・サプライヤからの部品供給不足や、半導体の供給不足が影響していて、工場が断続的に停止しているため。

新型カローラクロスは、トヨタ自動車 高岡工場にて生産されるのですが、以下の通り2021年10月は9日間稼働停止となるため、これだけでもダメージは結構大きめ。

[トヨタ自動車 高岡工場]
◇カローラ/カローラツーリング/カローラクロス・・・2021年10月1日(金)、7日(木)、8日(金)、14日(木)、15日(金)、21日(木)、22日(金)、28日(木)、29日(金)の9日間

この他のトヨタ車ラインナップの稼働停止スケジュールは、以下の関連記事でも公開しています。

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なぜ新型カローラクロスはこんなに売れるのか?

そして順番が逆になってしまいましたが、新型カローラクロスが「なぜここまで売れているのか?」という理由としては、読者の方々の情報やトヨタディーラーから得られた情報によれば、「通勤車用」や「レジャー用」「ファミリーカー用」「セカンドカー用」など、様々な用途で活用できるから購入しやすいのだとか。

しかもCセグメントSUVでありながら、Bセグメントのホンダ新型ヴェゼルとほぼ同じ価格帯のため、それであれば「サイズ感」や「荷物の積載性」、「トヨタブランドの信頼性や安全性」という理由からカローラクロスを選んでいる人が多いようです。

「どんな用途でも気兼ねなく使用できるSUV」というのも購入のきっかけになっているそうで、単純に質感を向上させて価格を高くしたり、見た目重視で実用性に向かなかったりというデメリットを避けて、ユーザーが使いやすいと思える枠を上手く捉えたのがカローラクロスなのかもしれません。

新型カローラクロスがここまで売れるのは、トヨタがこれまで経験してきた「消費者の最低限の理想」を満足しているから?気になる続きは以下の次のページにてチェック!