トヨタ新型カローラクロスに試乗して感じたこと②。「後席よりも助手席の居住性・快適性に課題アリ」「高速道路の走りは少し物足りない?」

新型カローラクロスの完成度はかなり高いが、細かく見ていくとやっぱり気になる所もあるようだ

さてさて、2021年9月14日に発表・発売されたばかりとなるトヨタ新型カローラクロス(Toyota New Corolla Cross)ですが、私が契約・購入したガソリンZ(2WD)にちょっとした進展があったため、支払いや保険などに関する相談をするためいつもお世話になっているトヨタディーラーへ。

私が購入したグレードやオプション内容、ちょっとした注意点、支払い方法については以下の関連記事にもまとめていますので、購入を検討されている方は参考にして頂けますと幸いです。

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納車時期としてはまだ少し先になりますが、やはりトヨタディーラー曰く、半導体の供給不足が原因でT-Connectナビキットの納品が間に合わない可能性が高いとのことで、納車時のディスプレイオーディオではナビゲーション機能が使用できず、1か月点検やその後のタイミングでT-Connectナビキットを取り付ける流れになるそうです(それまではGoogleマップなどを使ってインプレッションしてみようと思う)。

その後、社用車として購入した新型アクア(New Aqua)の点検もお願いしていたため、その間に再度新型カローラクロスを試乗させていただくことに。


今回の試乗コースは高速道路

ちなみにこの日は平日で、お客さんも少なく試乗予約も無かったため、トヨタディーラーのご厚意に甘えて高速道路を試乗させていただくことに(グレードはハイブリッドZ(2WD)で、ボディカラーはプラチナホワイトパール)。

この日は担当営業さんも同席だったため、途中のパーキングエリアを利用するなどして、運転席から助手席、助手席から後席の乗り心地などもインプレッションさせていただきました。

熟成された1.8Lハイブリッドシステムの加速は?

まずは高速道路でのドライブフィールについてインプレッションしていきますが、合流車線での加速としては申し分なく、熟成された排気量1.8L 直列4気筒エンジン+電気モーターとの相性は中々に良さげ。

感覚的なところにはなりますが、エクステリアとしてはCセグメントSUVで重々しい見た目ではあるものの、いざアクセルを踏み込んだ時のトルクの立ち上がりやレスポンスは良く、モッサリした印象ではなかったのは大きな発見でした。

参考までに、同じ排気量1.8L 直列4気筒エンジン+電気モーターを組み合わせたハイブリッドモデルのプリウスも、新型カローラクロスとほぼ同じ1,600kg後半台となるため、加速感としては概ね同じ。

高速道路での走りの安定性は高い!但し走りの楽しさは?

その後高速域に到達してからの車体の安定感としては中々に高く、やはり全高1,620mmと低めだからなのか、横風やちょっとした轍を通過するときにステアリングが持っていかれるなどのブレはほとんど無し。

高速道路での運転は特に大きな不満もなく安定性も高いのですが、その一方で走りの楽しさがあまり無かったり、ちょっと物足りない部分はあるものの、新型カローラクロスは「ゆったり快適に移動するためのSUV」という印象が強くなったかもしれません。

この「ゆったり快適に移動する…」というのも色々と理由があり、フロントウィンドウの視界の広さにより、色々な情報を瞬時に見渡すことができたり、サイドミラーの視認性の高さ、そして最大約60m後方までモニターし、急接近してくる車両を検知するブラインドスポットモニター(BSM)の高い機能性があってこそで、余裕の持てるドライビングを提供してくれる機能性の高さはさすがの一言。

新型カローラクロスの助手席や後席に座っての試乗インプレッションも!気になる続きは以下の次のページにてチェック!