中国・広州MSにて登場した新型車まとめ②!スポーツカーも続々と発表されるもSNSでは不評…「ランボルギーニの真似事でレプリカ以下」「セリカのパクリ?」など言いたい放題

SUVやピックアップトラックの製造・販売でお馴染み長城汽車の新型メカドラゴンとは?

続いても広州モーターショー2021にて世界初公開された、中国の自動車メーカー・長城汽車(グレートウォール・モータース)の新型メカドラゴン(Great Wall Motors Mecha Dragon)。

このモデルは、長城汽車にとって新世代のピュアEVスポーツサルーンの第一弾となる記念すべきモデルとのことですが、そのメカメカしい細部と鎧のような武骨なボディが何とも印象的。

ちなみに長城汽車は、これまでSUVやピックアップトラックの量産モデルやコンセプトモデルを数多く発表してきましたが、今回のようなピュアEVサルーンというのは全くの初めて。

ボディサイズとしては、全長5,200mmと非常に伸びやかで、スポーティというよりかはアーマー系に近い印象ですね。


新型メカドラゴンもSNSでは辛口評価が多数

こちらがサイドビュー。

かなり力強いボディと言いますか…フロント・リヤフェンダーはリバティーウォークのような外付けリベットのオーバーフェンダーというのも凄いところ。

なお見た目はかなり強烈ですが、競合はテスラ・モデルS(Tesla Model S)だそうで、丸みを帯びたテスラに対し、長城汽車はエッジを効かせたボディで対抗。

非常に個性的なデザインではあるものの、SNSでは「武骨なボディがテスラ・サイバートラックに似ている」「フロントマスクはトヨタ・セリカみたい」「ランボルギーニ・ガヤルドの改造版みたいでダサい」「低解像度のゲームから出てきたようなデザインだ(多分ポリゴンだと言いたいのかと…)」といった酷評が多数。

新世代バッテリーが採用され、最高1,000度にも耐えうる?!

リヤビューもかなり攻撃的ですが、どことなくホンダ新型シビック(Honda New Civic)や現代自動車の新型エラントラ(Hyundai New Elantra)のようにも見えるものの、恐らくはアウディA7スポーツバックのようなボディスタイルを意識しているのだと考えられます。

ちなみに新型メカドラゴンのパワートレインは、4基の電気モーターを組み合わせることで、システム総出力551ps/最大トルク750Nmを発揮し、0-100km/hの加速時間は3.7秒と中々の加速力。

バッテリー容量としては、115kWhの大型バッテリーパックを搭載することで、中国のCLTPサイクル規格に準じて航続可能距離802kmを達成するとのこと。

この他、超高速充電機能にも対応しているそうで、僅か10分の充電で50%(401km)にまで到達し、更に最大1,000度の温度にも耐えることができる「安全な新世代バッテリー」とのことですが、信頼性や評価・実績などは不明。

見た目は武骨でスポーティ、インテリアはラグジュアリーに

インテリアを見ていくと、プレミアム素材に焦点を当てていて、安全性やインフォテインメント、コネクト面で最新のテクノロジーを取り入れています。

ダッシュボードには、デジタルインストルメントクラスターと、幅の大部分をカバーする超ワイドタッチスクリーンパネルを搭載。

この他、後席用としてドアパネルに取り付けられたタッチセンサー式ボタンや、パノラマサンルーフ、プレミアムサウンドシステムを搭載することで、ラグジュアリーセダンとしての役目も。

安全装備については、カメラやレーダー、超音波センサーなどを含む、計38個のインテリジェントセンシングコンポーネントと組合わされた4つのLIDARを備える世界初のモデルと、長城汽車は説明。

このレベルのキットは高度なセルフドライブを示唆していて、メカドラゴンだけでなく今後のサルーンモデルにも標準装備されるそうです。

ちなみに新型メカドラゴンの価格帯は明らかになっていませんが、長城汽車としては「高級ピュアEV市場」に参入したいという想いがあり、価格設定としては62,685ドル~125,370ドル(日本円に換算して約720万円~約1,440万円)あたりを目標にしているそうです。

☆★☆広州モーターショー2021関連記事5選はコチラ!☆★☆

Reference:CARSCOOPS①