遂に来た!日産の新型フェアレディZをベースにしたSUPER GTシリーズ「GT500クラス」用のNissan Z GT500が世界初公開!2022年は市販車発売も含め、楽しい1年になりそうだ【動画有】

2021-12-12

やはり2022年シーズンからは、新型フェアレディZをベースにしたGT500車両が参戦するようだ

日産とニッサン・モータースポーツ・インターナショナル(NISMO)は2021年12月5日、2022年シーズンのSUPER GTシリーズ GT500クラスに参戦する新型Nissan Z GT500を世界初公開しました。

2021年シーズン最終戦までは、GT-R R35型をベースとしたGT500仕様車での参戦が決定していますが、2022年シーズンからはビッグマイナーチェンジ版・新型フェアレディZ(Nissan New Fairlady Z, Z34)をベースにしたレーシングモデルとして参戦します。

これまで噂されてきた通り、やはり新型フェアレディZがベースとなりますが、今回公開されたNissan Z GT500はかなり過激な見た目に仕上げられ、レーシング市場を大きく盛り上げてくれる貴重な一台となり得るかもしれませんね。


レースシーンで無名だった日産を世に広めたのもZだった

こちらが今回、富士スピードウェイにて世界初公開された新型Nissan Z GT500のエクステリア。

日産によれば、「競争の厳しいレースシーンへ挑戦することにより、この取り組みを加速するため、果敢にチャレンジする日産ブランドのDNAを象徴するNissan Zで2022シーズンよりSUPER GTシリーズに参戦」と語っていて、まさに2022年の時代を築く重要な一台となりそうです。

なお日産は、創業以来「他のやらぬことをやる」という精神を持ち、そのきっかけとして、1970年代初めにアメリカのレースシーンでは無名だった日産が、SCCA Cプロダクション選手権において初代フェアレディZ(S30型240Z)にて連続優勝を飾り、1990年代のフェアレディZ(Z32型300ZX)でのIMSAシリーズにおける勝利など、まさにフェアレディZのモータースポーツにかける情熱が2022年に復活することとなります。

内外装のサイズ感や車体重量、パワートレイン、パフォーマンスなどについては、GT500の規格に準じた形になりますが、あとは技術の日産がどこまで新型Zのパワーを引き出すことができるかがポイントとなります。

具体的なスペックやパフォーマンスまでは明らかにされていないNissan Z GT500ですが、徹底した軽量化に加え、強烈なダウンフォースを発生する巨大リヤウィング、空力特性を向上させるフロントカナードやサイドスカート、そしてリヤディフューザーなど、その一つ一つのエアロパーツも非常に魅力的。

リヤはもちろんZ32型の水平基調テールランプをモチーフにし、量産仕様のパーツを上手く活用しています。

リヤエンドの”NISSAN”エンブレムや”Z”バッジも量産仕様と同じで、あとはトランクスポイラーがSUPER GT用に改良されています。

2022年は量産仕様の新型フェアレディZも発売予定!

なお現時点では量産仕様の新型フェアレディZに関する具体的な情報は展開されていませんが、噂によれば2022年1月に開催される東京オートサロン2022にて出展される可能性があり、そのタイミングで販売時期やグレード構成などが明らかになることを期待したいところです。

【【中継】Nissan/ NISMO SUPER GT 2022年シーズン 新型GT500車両 アンベール・イベント】

☆★☆フェアレディZ関連記事5選はコチラ!☆★☆

Reference:NISSAN