その見た目はまさに戦闘機!6基のモーター搭載&1,250馬力を発揮するピュアEVハイパーカー・タキオンスピードは本当に市販化されるのか?【動画有】

RASERタキオンスポーツは期待されたハイパーカーだった

引き続き、ピュアEVハイパーカーのRASERタキオンスピードを見ていきましょう。

シートレイアウトは、縦2列のタンデム式を採用していて、まるで戦闘機のコックピットを操作しているかのような感覚に。

なおこの時点では、あくまでもプロトタイプモデルということで、市販化にはまだまだ漕ぎつけない状態でしたが、その後タキオンスピードの進捗がどこまで進んだのか、本当に市販化されるのかまでは不明。

実際のところ、スーパーカーブロンディがYouTubeにて公開したあと、既に800万回以上も視聴されているため、その中には購入を検討していた富豪も存在したはず。


タキオンスピードが世に登場してから、僅か2~3年で環境は大きく変化した

もちろん、市販化する上での信頼性や耐久性、公称値に近いパフォーマンスを本当に持っているのか?という疑問はありますが、こうした非現実的なパフォーマンスでさえも、既にガソリンモデルではブガッティやケーニグセグが実現していますし、ピュアEVではリマック・ネヴェーラ(Rimac Nevera)やピニンファリーナ・バッティスタ(Pininfarina Battista)、そしてテスラ・モデルSプラッド(Tesla Model S Plaid)でも実現済み。

[ガソリンモデル]

◇ブガッティ・シロン:排気量8.0L W型16気筒クワッドターボエンジン(最高出力1,500ps/最大トルク1,600Nm)

◇ケーニグセグ・ジェスコ:排気量5.0L V型8気筒ツインターボエンジン(最高出力1,625ps/最大トルク1,500Nm)


[ピュアEV]

◇リマック・ネヴェーラ:4基の電気モーター搭載(システム総出力1,941ps/システムトルク2,360Nm)

◇ピニンファリーナ・バッティスタ:4基の電気モーター搭載(システム総出力1,926ps/システムトルク2,300Nm)

◇テスラ・モデルS Plaid:3基の電気モーター搭載(システム総出力1,034ps/システムトルクーNm)

今まで不可能だと言われてきたことが当たり前のように実現している現代において、タキオンスピードのパフォーマンスも、2019年付近では「とんでもないハイパーカーが現れたな」と驚きを隠せませんでしたが、僅か2年~3年という短い期間のなかで、先ほどのハイパフォーマンスモデルが登場したことで、「タキオンスピードって見た目はエクストリームだけど、パフォーマンスは大したことない」という見られ方になっているのも事実。

ハイパーカー以上に時代の変化とスピードも著しく、改めてこのタイミングでタキオンスピードは市販化して注目を浴びるのだろうか?という疑問もありますが、その一方で他に無い個性として戦闘機のような見た目とギミック満載の技術が、一部のユーザーにはウケるのかもしれません。

【The Tachyon Speed Prototype cruising in the canyons.】

【Can This EV Hypercar Deliver on its Promises?】

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Reference:CARSCOOPS