散々批判&叩かれたトヨタのフルモデルチェンジ版・新型ヴォクシー。「あなたが買うなら?」アンケートで新型ノアやホンダ新型ステップワゴンよりもダントツ人気だった件

やはり叩かれるモデルほど「注目」され、見慣れたときのギャップで購入の対象になりやすいのかもしれない

さてさて、2022年1月13日に発表・発売されたトヨタのフルモデルチェンジ版・新型ノア(Toyota New Noah)/ヴォクシー(New Voxy)。

2022年1月中旬時点で既にバックオーダー数は3万台を突破するほどの対人気モデルとなっています。

▽▼▽関連記事▽▼▽

このモデルの姿が明らかになった当初は、「またオラオラ顔かよ」「トヨタは何も学ばない」「ユーザーを軽視してる」「先代よりも更にプレデター顔で乗りたくない」など、初見時のSNSやYouTubeのコメント欄はネガティブな内容ばかりでした。

もちろん、こういった初見時のネガティブなコメントを更に誇張して続々と公開したのがメディア/マスコミ記事、そしてYouTube動画になるわけですが、発売されて試乗車や展示車が各店舗に配備され、日常的に拝見するようになってから(つまり見慣れてから)は批判的な意見もほとんど聞かなくなりました。


フロントマスクで最も叩かれていた新型ヴォクシーが、新型ミドルサイズミニバンで最も人気に

YouTubeやトヨタ公式ホームページ、テレビCM、そしてディーラーにて実車を拝見する機会が増えてからというもの、(ボディカラーの影響もあるとは思いますが)案の定散々叩かれてきた新型ヴォクシーを筆頭に、新型ノア・ノーマルボディ/エアロボディの批判的な声も少なくなったように感じられ、それも「デザインに見慣れてきたから」「実車を拝見して印象と違ったから」ではないかと思ったり。

おそらくトヨタとしても、最初はユーザーから叩かれたり批判的な意見を受けたりすることを承知で、「奇抜」「アグレッシブ」「オラオラ顔」「トヨタらしさ」の要素を上手く持ち合わせたのかもしれません。

そして見慣れてきたころに、「意外と悪くないじゃん」「むしろこれぐらい尖ってた方がミニバンらしくて良いのかも」といった気持ちを変えてくれるような策略があったのかも?

人は初めて「新しいものや奇抜なデザイン」を見ると、最初は”否定”から始まる→トヨタは”否定”を”反動力”として捉えている?

これまでの新型車もそうですが、新しいものになると「人はどうしても批判から始まる」ことが多く、革新的なデザインや技術であっても、必ずしもスムーズにいくわけではありません。

そういった経験は、自動車メーカーだけでなく様々な業界でも同じだと思いますが、トヨタはどの自動車メーカーよりも多く車種を展開し、どこよりも高回転で一部改良・マイナーチェンジを繰り返すからこそ、デザイントレンドには敏感であり、散々叩かれて落とし込まれた後の反動力の高さを理解しているからこそ、常に先を見据えてモノづくりに取り組んでいるのかもしれません。

カーメディアのアンケートでも新型ヴォクシーが優勢

via:Twitter

ちなみに上の画像は、国内カーメディアMOTA(モータ)がアンケート中の新型ノア/ヴォクシー、そしてミドルサイズミニバンの競合モデルとなるホンダ新型ステップワゴン(Honda New STEPWGN)を対象にしたアンケートで、そのアンケート内容が「あなたが実際に買うならどれを選ぶ?」というもの。

あくまでも310票という票数ではありますが、あれだけ散々叩かれていたにも関わらず、大きく叩かれた反動があったからこそ新型ヴォクシーが全体の41.9%と最も人気且つ「実際に買いたい」モデルに選ばれていて、その次に新型ノアの30.3%、そして3番目が、発表当初最も叩かれなかった新型ステップワゴンの27.7%という結果になっています。

なぜ新型ステップワゴンが最も少ない投票数なのか?気になる続きは以下の次のページ(2ページ目)にてチェック!