これ盗難車じゃないよね?「日本のナンバープレート」が付いた日産スカイラインGT-R R33 V-Specがアメリカの競売にて出品!1,000万円超えの可能性も高そうだ

スカイラインGT-R R33 V-Specはアメリカの25年ルール規制をクリアするものの、その分盗難被害も多いと言われている

日本製スポーツカー/ネオクラシックカーが国内外にて注目され、特にアメリカ市場では独自に定めた輸入規制となる25年ルールが設けられ、「右ハンドル仕様の国産スポーツが製造されてから25年以上経過しないと輸入規制が緩和されない」仕組みになっています。

特に日本製スポーツカーの代表ともいえる日産スカイラインGT-R(Nissan SKYLINE GT-R)やスバルインプレッサ22B STi(Subaru Impreza 22B STi)、トヨタ80スープラ(Toyota 80 Supra)ともなると、1,000万円以上どころではなく5,000万円以上の価値を持つモデルなども存在するほど。

こうしたとんでもない価値を持つ一方で懸念されるのが盗難で、日本国内でも国産スポーツカーの盗難が相次ぎ、SNSでもほぼ毎日「盗難」に関する投稿が見られるほど。

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そして今回、アメリカのオークションサイトBring A Trailerにて、何とも怪しいスカイラインGT-R R32 V-Specが競売に出品されています。


かなり特殊なボディカラーに身をまとう199年式スカイラインGT-R R33 V-Spec

早速、アメリカ・ミズーリ州ローラの中古車ショップより出品されている日産スカイラインGT-R R33 V-Specをチェックしていきましょう。

年式としては1995年式で、何とも珍しいスーパーレッドクリアコートに仕上げられたスカイラインGT-R R33 V-Specですが、Bring A Trailerによると、このボディカラーにて生産されたモデルは僅か142台しか存在しないそうです。

ボディには特に目立つような傷などは無く、コーティング施工されていてコンディションとしては抜群とのこと。

エンジンも当時の規制ギリギリとなる280馬力を発揮!エンジンルームもキレイに保たれている

エンジンルームも大きな汚れなどは無く、前オーナーは日産ディーラーを通して定期的なメンテナンスを実施していたそうで、自走ももちろん可能。

パワートレインは、排気量2.6L RB26DETT型直列6気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力は当時規制ギリギリの280ps/最大トルク368Nmを発揮。

トランスミッションは5速MT、ATTESA E-TS(アテーサ・イーティーエス)四輪駆動(AWD)システム、及びアクティブリミテッドスリップリアディファレンシャルを採用しています。

ちなみにこのモデル、先述の通り1995年式となるため、アメリカ独自の25年ルールをクリアしているわけですが、どうやら輸入前に再塗装やブレーキの整備、スパークプラグとタイヤの交換、そしてファクトリーステレオが取り外された状態になっているそうです。

足もと・足回りの整備も特に申し分ない

どういった理由で再塗装されたかは不明ですが、サイドビューから見るスカイラインGT-R R33 V-Speのボディラインは美しく、ボディ同色の固定式リヤウィングもアグレッシブ。

足もとのホイールはデュアル5スポークタイプの17インチアルミホイールで、タイヤは2021年の製造コードを示す245/45 ファルケン製Ziexタイヤを装着し、ブレンボ製のブレーキキャリパーも標準装備。

この他、Super-HICAS四輪ステアリングやオートエアコン、リヤワイパー、フォグライト、NISMOフードガーニッシュなども装備されています。

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