えっ、これレプリカなの?日産GT-R R35をベースに、スカイラインGT-R R34のボディを移植するプロジェクトがスタート!ミッドナイトパープル風のJDMスポーツカーに【動画有】

相当なR34好きじゃないとできないカスタム/改造かもしれない

アメリカ独自の輸入規制となる「25年ルール」をクリアした瞬間、とんでもない金額にて取引されるであろう日産スカイラインGT-R R34(Nissan SKYLINE GT-R R34)。

グレードによっては、3,000万円~6,000万円程にて取引されるほどにプレミア価値の付いている一台ですが、一方でこのモデルに見立てたレプリカモデルも複数存在します。

前回は、ローバー200クーペをベースにスカイラインGT-R R34の本物のパーツを流用しながらも、エクステリアのみ上手く仕上げたレプリカモデルをご紹介しましたが、今回はかなり特殊な例のレプリカモデルが登場しています。

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チリはあまり合っていないものの、その見た目はスカイラインGT-R R34そのもの

こちらが今回、Chris Steinbacher氏が運営するB is for Buildチャンネルに登場したスカイラインGT-R R34のレプリカモデル。

一見してミッドナイトパープルっぽい色味を持つスカイラインGT-R R34 V-SpecⅡ Nurのカスタムモデルのようにも見えますが、実は「中身は別のGT-R」。

っというのも、このレプリカモデルのベースになっているのは日産GT-R R35で、ガワをスカイラインGT-R R34に入れ替えた何とも不思議な一台。

確かにボディパネルにはいくつかの修正が入り、フロントバンパーとフェンダーの”チリ”が合っていなかったりもしますが、フロントヘッドライトは本物から流用するなど、その力の入れようは中々。

エンジンはもちろんR35のV6ツインターボ

エンジンはもちろんR35ベースの排気量3.8L V型6気筒ツインターボエンジンを搭載しますが、ECUセットアップなどにより日々チューニングしていて、一体どこまで馬力アップしているのかわからない状態。

さすがにドラッグレース仕様のような最高出力2,000hpまで引き上げるようなチューニングではなさそうですが、GT-R R35 Nismoを大幅に上回るようなパワーを秘めてそうな雰囲気も。

ちなみにこのレプリカモデルを手掛けたChris Steinbacher氏は、過去に完全クラッシュで廃車寸前だったランボルギーニ・ウラカン(Lamborghini Huracan)を独自に修理・改造して蘇らせた「フランケン・ウラカン」をSEMAショーにて公開した人物。

今回のGT-R R35も、事故などで損傷していたボディを修理するのではなく、「R34仕様にカスタムしてみたら面白いんじゃないか?」というちょっとした笑い話から生まれたプロジェクト。

気が付けばこんなにも立派なスカイラインGT-R R34のレプリカモデルが出来上がったわけですが、その改造費用こそR35が一台分購入できる金額だと予想。

もちろんステアリング位置も、右ハンドルのJDMスポーツカーではなく左ハンドル仕様なので、一目で偽物ということはわかりますが、オーナーのJDMスポーツカーに対する情熱が伝わってくる一台です。

リヤビューはR35の名残付き

ちなみにリヤビューはこんな感じ。

テールランプはR35そのものですが、それ以外のリヤバンパーはR34に非常に近く、リヤディフューザーもオリジナル。

足回りのブレーキングテストもほぼほぼ完了していますが、ハンドリングやアクセラレーションなど、他のパフォーマンス面もテストする必要があるそうで、完成にはまだまだ時間がかかるようです。

ちなみにこのモデル、完成したら2023年のSEMAショーにて出展するかどうかは決まっておらず、YouTubeでの反応を伺いつつ改造を進めていくそうですが、アメリカでの異常なR34人気を考慮すると、間違いなく注目を集めることになると思います。

【First Test Drive Of My Body Swapped R34 GT-R】

日本ではスカイラインGT-R R32にR35のエンジンをぶち込んだとんでもない改造モデルが存在する?気になる続きは以下の次のページ(2ページ目)にてチェック!