アメリカで密かに注目されているトヨタ・オリジン。2JZエンジン搭載&観音開きドアを標準採用した希少な4ドアセダンで、「25年ルール」解禁後は高額値で取引される可能性も?

貴重な右ハンドルスポーツカーは、スカイラインや80スープラ、22B STiだけじゃない!

アメリカ独自の輸入規制でお馴染み「25年ルール」。

アメリカでは、日本市場やイギリス市場向けといった右ハンドルモデルの輸入を認めておらず、しかし製造から25年が経過していれば、アメリカ国内においてクラシックカーとして認められることになります。

これにより、右ハンドルモデルであっても輸入が可能となり、更に関税や排ガス規制までも対象外となるのもありがたいところです。

こうした「25年ルール」が解禁して、アメリカで高額取引されているのが、映画「ワイルド・スピード」にて登場した日産スカイラインGT-R(Nissan SKYLINE GT-R)や、トヨタ80スープラ(Toyota 80 Supra)だと思いますが、実はこれらのモデル以外にも密かに注目されている右ハンドルモデルが存在します。

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2000年~2002年の僅か2年~3年ほどしか製造されていないトヨタ・オリジン

こちらが現在、密かにアメリカ市場にて注目されている一台。

何ともレトロチックでイギリス車のような雰囲気もありますが、実はこのモデル、トヨタが2000年~2002年まで僅か2年~3年のみ製造・販売したオリジン(Toyota Origin)。

ボディスタイルは4ドアセダンで、初代トヨペット・クラウン(Toyopet Crown, RS型)をモチーフにした一台のため、丸目のフロントヘッドライトやフロントグリルに時代を感じさせるものがありますね。

ドア開閉はトヨタしては珍しい観音開き!

しかもこのモデルの大きな特徴が、ドアが単なる横開きになるのではなく観音開きになるということ。

いわゆるコーチドアという名称で、ロールスロイス(Rolls-Royce)やマツダMX-30、BMW i3などにも採用されている特別なドア開閉方式。

生産台数は約1,000台と希少

日本でもほとんど見かけることのない希少なモデルなのですが、実は日本国内で販売されたのは僅か1,000台ほど。

2000年11月に、トヨタ車両の累計生産台数が1億台を突破したことを記念した作られた特別モデルとのことで、当初は日本限定1,000台のみでしが、様々な理由で1,000台以上作られたそうです。

オリジンの新車価格は?現在どれぐらいの価格帯にて取引されている?気になる続きは以下の次のページ(2ページ目)にてチェック!