フルモデルチェンジ版・トヨタ新型ハリアー初の一部改良版が2022年10月に発売予定も、現行モデルが納車可能か微妙に…更なる納期遅れとなれば、年次改良モデルが納車される可能性も?

少なからずレクサス新型NXは納期1年以上で、現行モデル契約者の一部が年次改良版へと切り替わる可能性がある

さてさて、2022年10月にフルモデルチェンジ後初となる一部改良版として発表・発売予定のトヨタ新型ハリアー(Toyota New Harrier)ですが、このモデルの長納期化が解消されておらず、一部改良版の発売日までにバックオーダー分(2020年モデル)を全て解消できない恐れがあるとの情報が入って来ました。

いつもお世話になっているトヨタディーラーからの情報によると、現行ハリアーのハイブリッドモデルの納期が、2022年3月20日時点で10か月以上とのことで、今後は部品供給不足や半導体の供給不足により、トヨタの生産計画が見直される可能性があることから、更に納期が後ろ倒しになることも考えられるそうです。

そうなると、2020年モデルを契約・購入されている方の個体が、2022年10月までに納車できないかもしれず、生産を一旦打ち切りにして年次改良版の納車に切り替えることも考えられるかもしれないとのこと。

既にこの流れは、レクサス新型NXでも実施予定とのことですが、現行モデルを契約していて納車されるモデルが年次改良後ともなると、ちょっとした問題が生じることとなります。

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納車されるモデルが2023年モデルに切り替われば、当初契約した時の見積もり金額よりも更に高くなる

そこで問題となるのが、現行(2020年)モデルを契約・購入された方々に納車されるモデルが年次改良後(2023年モデル)だった場合の差額はどうなるのか?ということ。

トヨタディーラーの情報によると、年次改良後のモデルは、2020年モデルから+7万円~+10万円程アップする予定とのことで、この値上がり分をそのまま見積もりに反映させるのか、それとも値上がり分を割引きの対象とするのかは、今後検討を進めていくことになるとのこと(年次改良後のモデルをいきなり10万円分割引き・値引きするのは厳しそうですが…)。

G Leather Packageを契約・納車待ちユーザーはどうなる?

そしてもう一つ問題となっているのが、2020年モデルでラインナップされているG Leather Packageを契約・購入されている場合。

実は2023年モデルの年次改良では、G Leather Packageが廃止となってしまうため、その置き換えグレードが展開される予定がないことを考えると、少なからず「G Leather Package」を優先的に生産しないと問題にもなりそう。

しかしながら、G Leather Packageを優先して生産した場合、先にZ Leather PackageやGなどを契約した方々の納期と逆転するとなると、それもそれで問題になりそうで、トヨタ側としてはかなり厳しい状況に立たされていることは確か。

まだまだ先行き不透明な状態が続きますが、新型ハリアーだけでなく他のラインナップモデル、そして他のメーカーでも同様のことが考えられますし、今まで通りカタログモデルといえどバックオーダーを大量に抱えるといったことは難しく、それこそ「年間限定〇〇台」という風に台数を制限しないと、今後も長納期問題で苦しむことになりそう。

トヨタのラインナップモデルにて、台数を制限して販売するモデルも?年次改良後の新型ハリアーは何が変わる?気になる続きは以下の次のページ(2ページ目)にてチェック!