あのエンツォ・フェラーリ氏が激怒した話題のケーニッヒF48がまたも競売へ!ベースは348tsながらも見た目は「F40のレプリカ」と揶揄された特殊な一台

引き続きフェラーリ348tsベースのケーニッヒF48を見ていこう

そしてこちらが、ケーニッヒF48のリヤエンド。

ルーバーを設けていて個性的なリヤテールランプやリヤバンパーは完全にケーニッヒカスタムのボディキットへと移植され、しかもF40独自ともいえる丸形テールランプへと変更されていますが、マフラーはセンター3本出しではなくセンター寄りの2本出し(マフラー位置は348tsと基本的には同じ)。

そしてこれもF40の特徴ともいえるルーバー付の透明なエンジンフードですが、こういったデザインはF40だけでなく、後のF8トリブート(F8 Tributo)にも採用されたレトロデザイン。

そして固定式リヤウィングはリヤバンパーと一体型になりますが、この姿をエンツォ・フェラーリ氏が見たら発狂しそう。


V8エンジンベースでターボチャージャーを追加 → 最高出力500馬力以上を発揮

リヤエンジンフードをオープンすると、Koenig Turbo F48のロゴが付いたエンジンカバーが装着。

しかもパワートレインは、348tsベースの排気量3.4L V型8気筒エンジンにターボチャージャーを追加し、更にECUセットアップや大型インタークーラー、アップデートされたサスペンションコンポーネントを装備することで、最高出力520hpを発揮するほどのハイパフォーマンスモデルに。

足回りにおいても、フロントには強力なカーボンセラミックブレーキディスク、リヤにはスチール製ディスクブレーキを装着するなど、前後でブレーキディスクの素材が異なるというのもちょっと珍しいところ。

右ハンドル仕様のF48は僅か2台しか存在しない

ちなみに内装はこんな感じ。

何とも非常に珍しい右ハンドル仕様ですが、実は右ハンドル仕様のF48が製造されたのは僅か2台のみとのことで、過去にはニューカッスルユナイテッドFCの副会長であるダグラス・ホール氏が所有していた貴重な一台とも言われています。

シート表皮はブラックの本革タイプで、ゲート付きのシフターや3スポークステアリングホイール、イエローのアクセントが加味されたステッチなど、ボディカラーとの統一感もバッチリ。

入札額は日本円で1,000万円超え

エンジンコンディションやメンテナンスは特に問題ないとのことで、購入後も自走可能とのことですが、従来の348tsとどのように走りが異なるのか、F40のような刺激的な走りを提供するのかは明らかになっていません。

なお走行距離は65,445km(40,666マイル)と、年式の割にはそこまで走られておらず、入札額も2022年3月31日時点で65,500ポンド(日本円に換算して約1,050万円)とのことですが、今後更に高騰するかどうかは不明です(販売ページはコチラ)。

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Reference:CARSCOOPS