米にてフルモデルチェンジ版・日産の新型ローグ(日本名:エクストレイル)にリコール!更にマセラティ新型MC20にもブレーキランプ絡みで不具合も

最悪の場合、燃料タンクからガソリンが漏れる恐れも

日産のミドルサイズSUVとなる新型ローグ(Nissan New Rogue、日本名:エクストレイル)の1車種にリコール。

不具合内容としては、燃料タンクの成形に問題があるとして、最悪の場合、燃料漏れとなる恐れが有るそうです。

それではなぜ、ローグの燃料タンクに不具合が発見されたのか?ですが、YAPP USA Automotive Systemsが担当した「燃料タンクを製造するための成形パラメータ」が正しくなかった恐れがあり、これによって底部に薄い壁の領域を持つタンクが多く製造されたそうです。

この状態だと、車両が一部損傷もしくは事故などでボディが損傷した場合に、燃料タンクに破片が刺さり込んで燃料漏れを起こし、衝突時の燃料タンクの性能が損なわれ、怪我のリスクが高まると指摘しています。


日産社内での出荷前検査で不具合に気付けたのは不幸中の幸い

なお北米日産が提出したレポートには「生産オペレーターは、組み立てプロセス中に燃料タンクの潜在的な異常に気づきました。その後のタンクの検査で、特定の領域の壁の厚さが薄いことがわかりました」と説明。

この不一致の理由は、「ブロー成形パラメータの手動変更」を行ったとして、日産はYAPP USA Automotive Systemsが2022年3月に生産対策を実施したと述べています。

影響を受ける可能性のある70台以上の新型ローグがアメリカ・テネシー州のスマーナに出荷され、そのうち「6台が製造上の欠陥がある」と検査中に判明。

そして燃料タンクに不具合があると疑われている新型ローグの台数は52台であり、2022年2月4日~2月24日までの間に生産された車両が対象となります。

なお、これらのモデルは顧客に納車される前に判明したものでもあるため、日産社内で早期的に発見されたことは不幸中の幸い。

もしも顧客に納車された後に、燃料タンクからのオイル漏れや火災発生などの問題があれば大問題になっていましたからね…日産のしっかりとした検査体制により未然に防ぐことができたのではないかと思われます。

なお部品番号は「172016RF0A」で、前輪駆動(FWD)モデルに取り付けられた燃料タンクアセンブリが対象となるため、四輪駆動(4WD)モデルは不具合の対象に含めれていないとのこと。

改善措置としては、対策品の燃料タンクアセンブリに加え、新品のロックリングやガスケット、およびOリングシールとともに交換されます。

マセラティMC20のブレーキランプが「点滅」する不具合?気になる続きは以下の次のページ(2ページ目)にてチェック!