フルモデルチェンジ版・プジョー新型e-208/e-2008/アウディQ5など計1万台に大量リコール!「走行中に停止→再始動できない」「パワステのアシスト力低下」
オンボードチャージャーの基板などに問題があり、それによって走行できない恐れがあるようだ
プジョーのフルモデルチェンジ版・新型208/2008をベースにしたピュアEV版・新型e-208/e-2008、そして新型DS3クロスバックE-TENSEの3車種・計139台にリコール。
不具合内容としては、オンボードチャージャー及びEVCU(エレクトリックドライブトレーンスーパーバイザー・ECU)において、オンボードチャージャーの基板の接続及びEVCUのソフトウエアが不適切なため、オンボードチャージャーに一時的な電圧変動が発生し、EVシステムの故障と判断してしまい、警告灯点灯、警告メッセージの表示、及びモーターの作動停止が発生するおそれがあるとのこと。
このため、車両が走行中に停止し、停止後すぐに再始動できなくなるおそれがあるとしてリコールを届け出ています。
対象モデルをチェックしていこう!
なお、気になる対象モデルは以下の通り。
これによる事故や不具合は起きておらず、本国からの情報により明らかになっています。
【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数][e-208]
・ZAA-P21ZK01/VR3UHZKXZLT052238~VR3UHZKXZLT091653/令和2年9月14日~令和2年11月4日/85台[e-2008]
・ZAA-P24ZK01/VR3UKZKXZKJ890612~VR3UKZKXZLJ846217/令和2年4月18日~令和2年12月15日/40台[DS3クロスバックE-TENSE]
・DS ZAA-D34ZK01/VR1UJZKXZKW142341~VR1UJZKXZLW024717/令和2年4月18日~令和2年11月16日/14台
改善措置として、全車両、EVCU及び関連するソフトウエア(バッテリーEVシステム)を対策プログラムに更新する。また、オンボードチャージャーのシリアル番号を確認し、該当する場合はオンボードチャージャーを対策品に交換するリコール作業を実施するとのことです。