フルモデルチェンジ版・ダイハツ新型ムーヴキャンバスの新機能と燃費をチェック!「ホッとカップホルダーは42度まで保温可能」「ターボ車でもWLTCモード燃費は21.7km/L」
2022年7月5日の発表・発売に向け、新型ムーヴキャンバスの詳細情報も少しずつ明らかになってきた
いよいよ2022年7月5日に発表・発売予定となっているダイハツのフルモデルチェンジ版・新型ムーヴキャンバス(Daihatsu New Move Canbus)ですが、いつもお世話になっているダイハツディーラーにて新たな情報が展開されているため、早速その中身を紹介していきたいと思います。
今回新しく展開されている情報としては、新型ムーヴキャンバスの新機能と、排気量660cc 直列3気筒自然吸気エンジンと、直列3気筒ターボエンジンのWLTCモード平均燃費など。
特に新機能に関しては、グレードによって装備内容が異なる一方で、予防安全装備となるダイハツスマートアシストは、全グレードにおいてアップデートされているので、基本的な商品力は大幅にアップしていると考えられます。
早速新型ムーヴキャンバスに関する最新情報をチェックしていきましょう。
新機能「ホッとカップホルダー」は冬場に便利
まずは、新型ムーヴキャンバスのGグレード/Gターボグレードにて標準装備される「ホッとカップホルダー」からチェックしていきましょう。
この機能は、ON/OFFスイッチによってカップホルダーの底面・側面が温かくなるもので、紙コップ系やホット用ペットボトル、ホット缶などを保温してくれるというもの。
最近のモデルであれば、BMW X5以上やロールスロイスといった上級モデルに設定される印象が強いおもてなし機能ですが、軽自動車の新型ムーヴキャンバスに設定されるのは意外でしたね。
しかもダイハツの特徴ともいえるプッシュスライド式のカップホルダーが廃止となり、フロント両サイドのエアコンルーバーの目の前に固定式として配置することで、シンプルなレイアウトに仕上げられています。
なお、ホッとカップホルダーは約42度に保つことができる一方、万が一ドリンクをカップホルダー内にこぼしてしまっても故障しない防水機能が備わっているので安心。
先述の通り、標準にて装備されるのはG/Gターボのみで、エントリーグレードXではメーカーオプションの設定すらないですが、寒い冬場に飲み物の温度も温かくキープしてくれる機能は非常に便利ではないかと思います。
新世代DNGAプラットフォーム採用で50kgの軽量化→ノンハイブリッドでも燃費向上
続いては新型ムーヴキャンバスの燃費について。
今回のフルモデルチェンジにより、タント(Tanto)/ロッキー(Rocky)等に採用されているDNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャ)プラットフォームが採用され、これによって現行ムーヴキャンバスに比べて最大50kgの軽量化に成功しているとのこと。
そのため、パワートレインは従来通りのノンハイブリッドになりますが、自然吸気系と新設定のターボエンジンでは、以下の通りの燃費を実現するそうです。
【(2023年)新型ムーヴキャンバスのWLTCモード平均燃費一覧】
◇自然吸気系:[2WD]22.3km/L(現行比+1.7km/L) / [4WD]21.2km/L(現行比+1.6kmL)
◇ターボ系:[2WD]21.7km/L / [4WD]21.1km/L
参考までに、価格面でも競合モデルになるであろうホンダ新型N-BOX/N-BOX Customの燃費は以下の通り。
【(2022年)N-BOXのWLTCモード平均燃費一覧】
◇自然吸気系:[2WD]21.2km/L / [4WD]19.8km/L
◇ターボ系:[2WD]20.2km/L / [4WD]19.0km/L