前澤友作 氏もオーダー済み…(2023年)メルセデス新型AMG Oneの量産仕様が2022年6月1日に世界初公開!F1由来の1.6リッターV6ハイブリッド搭載で1,049馬力を発揮

2022-07-06

引き続き、メルセデス新型AMG Oneをチェックしていこう

続いて、メルセデス新型AMG Oneのパワートレインもチェックしていきましょう。

先述にもある通り、新型AMG OneではF1由来の排気量1.6L V型6気筒ターボチャージャーエンジン(エンジン出力566hp)をリヤミドシップに搭載し、最高回転数は11,000rpmとまさにレーシングカーそのもの。

更にE Performanceブランドの4基の電気モーターを搭載することで、システム総出力1,049hpを発揮。

電気モーターに関しては、モーター出力161hpを発揮するものをクランクシャフトに搭載、121hpを発揮するのをターボチャージャーに搭載、そしてフロントアクスルにツインモーター(合計322hp)を搭載することで、ハイブリッドV6からの応答性能は自然吸引系のV8エンジンよりも大幅に向上されているそうです。

新型AMG Oneのリアアクスルは、ロッキングディファレンシャルを統合した新世代の7速ギアボックスを採用し、フロントアクスルはデュアル電気モーターのみで駆動されます。

AMG Performance 4Matic+の完全可変全輪駆動システムと、フロントアクスルのトルクベクタリングは、可能な限り最高のトラクションを提供し、さらにフロント電気モーターは減速時に最大80%のエネルギー回収を可能にし、直接冷却システムを備えた高性能軽量リチウムイオンバッテリーの充電に役立つとのこと。

バッテリー容量に関しては8.4kWhで、フル充電の状態走行すれば、ガソリンを一切使用しなくとも18.1km走行可能で、統合された3.7kWの車載充電器でチャージすることも可能です。


走行モードは6種類を設定

続いて走行モードも、以下の通り6種類を設定。

◇Race Safe・・・電気モーターを優先する通常の操作

◇Race・・・ICEが全電気範囲を継続的に保持して動作するハイブリッド操作

◇EV・・・ゼロエミッション全電気モード

◇Race Plus・・・ハイブリッド、アクティブエアロ、しっかりとチューニングされたシャーシ

◇Strat 2・・・最大出力と最もアグレッシブなシャーシセットアップ、レーストラックにのみ適用

◇インディヴィジュアル・・・カスタム設定

そのときに応じた走りを提供してくれるのもグッド。

なお0-200km/hの加速時間は僅か7秒で、0-100km/hは非公開、最高速度については電子的に352km/hにて制限されているそうです。

インテリアはシンプルながらも、レーシングカーのように直感的な操作性を重視

インテリアは基本的にコンセプトカーから大きく変更されず、レーシングスタイルのシートはセンタートンネルの上に合流しており、カーボンファイバーモノコックの延長のように見えるシンプルデザイン。

シフトライトと一体型ボタンを備えたF1スタイルのステアリングホイールは、電動でチルト&テレスコピック調整可能で、ペダルボックスと助手席のフットレストは機械的に調整可能となっています。

その他の装備としては、2口のUSBポートや10インチデジタルゲージクラスター、10インチインフォテインメントタッチスクリーンが搭載されています。

最後に、新型メルセデスAMG Oneは世界限定275台のみ製造され、発表と同時に即完売。

車両本体価格は272万ドル(日本円に換算して約3.5億円)と非常に高額ですが、オプション内容次第では4億円超えの可能性も。

2022年6月23日~26日に開催されるイギリスのグッドウッド・スピード・オブ・フェスティバル2022でも実車世界初公開予定で、アストンマーティン・ヴァルキリーやゴードンマレーT.50と競合となるキーモデルになるようです。

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Reference:CARSCOOPS