前澤友作 氏もオーダー済み…(2023年)メルセデス新型AMG Oneの量産仕様が2022年6月1日に世界初公開!F1由来の1.6リッターV6ハイブリッド搭載で1,049馬力を発揮
コンセプトカー発表から5年…遂に究極の公道&量産モデルとなる新型AMG Oneが世界初公開!
2017年にコンセプトモデルとして発表され、そこから市販化までに数多くの課題・問題が多発したメルセデス新型AMG Oneですが、遂に2022年6月1日に量産仕様が世界初公開されました。
世界限定275台のみ販売され、北米では不動産王&エキゾチックカーコレクターのManny Khoshbin氏もオーダーしており、更に日本国内では、元ZOZOTOWN CEOの前澤友作 氏や、CarGuyの木村武史 氏も購入・契約済。
このモデルの大きな特徴といえば、そのエクストリームな見た目はもちろんですが、何といってもF1(フォーミュラ・ワン)由来のエンジンと、モータースポーツ由来のプラグインハイブリッド(PHEV)システムを搭載することで、システム総出力1,049hpを発揮すること。
一体どのような仕様に仕上げられたのか?早速チェックしていきましょう。
コンセプトモデルに忠実なデザインとアクティブエアロを採用
こちらが今回公開された、新型AMG Oneの量産仕様。
2017年に登場したコンセプトモデルとほぼ同じ外観で、センタートップのフィンと統合されたルーフスクープ、フロントフェンダーのアクティブルーバー、上向きに開くバタフライドア、アクティブなリアスポイラーを採用しています。
さりげなくアップデート&再設計されたリヤデザイン
こちらはリヤクォータービュー。
よ~く見てみると、リヤエンドはわずかに再設計されていて、LEDテールライト上のリップや、反対にリヤセンターのF1から着想を得たトリプルエキゾーストパイプを収容する大型ディフューザーの形状が変更され、よりアグレッシブなものへと進化。
本来こういったところは、量産仕様でトーンダウンすることが多いものの、AMG Oneでは反対によりアグレッシブなエクステリアへとアップデートされているようです。
カーボンファイバ製エンジンカバーは手動脱着可能
その他の変更ポイントとしては、大きなNACAエアインテークや大型ウィングミラーを統合している取り外し可能なカーボンファイバーエンジンカバーが採用されていますね。
エンジンカバーは2か所外すとこんな感じ。
恐らく使用されているパーツのほとんどがカーボンファイバ製だと思いますが、メーカーオプションにて素材変更やカラー変更ができるかは不明。
あとは取り外したエンジンカバーはどこに収納可能なのかは不明。
新型AMG Oneはタイヤホイールにも拘っている
サイドビューもエクストリームで、「これで本当に公道走って大丈夫なの?」と心配になるほどに過激。
そしてエクステリアの変更箇所で最も大きく変わったのが、空力カーボンファイバーカバーを備えた新デザインの10スポーク鍛造アルミニウムホイール。
これらのホイールは、ハイパーカー専用に設計されていますが、特許取得済みのバイオニックデザインと同じパーツカバーを備えた9スポークマグネシウム鍛造ホイールもメーカーオプションとしてラインナップしているそうです。
なおタイヤサイズに関しては、フロントが285/35 ZR19、リアが335/30ZR20の特注となるミシュラン製パイロットスポーツカップ2 RM01タイヤを装着。
足回りに関しては、軽量タイプのAMGカーボンファイバーセラミックコンポジットブレーキシステムを採用し、6ピストンキャリパーを備えた398mm(15.7インチ)のフロントディスクと、4ピストンキャリパーを備えた380mm(15インチ)のリアディスクで構成されています( 4枚のディスク全て、内部で換気され、穴が開いている)。
エアロ関係は3種類のモードに設定可能
エアロ関係においては、アクティブな油圧制御のエアロダイナミクスを採用し、以下の3種類のモードが設定可能とのこと。
◇ハイウェイモード:ルーバーはクローズし、延長されたフロントフラップ、リアウィングは格納された一般的に使用される走行モード
◇トラックモード:折りたたまれたフロントフラップ、ルーバーオープン、展開されたリアウィング、およびサスペンションをフロント37mm、リヤ30mmローダウンしたパフォーマンス重視のモード
◇Race DRSモード:専用ボタンを押すだけでダウンフォースが20%減少するドラッグレース向け。ドライバーがブレーキを踏んだとき、または横方向からのGが検出されたときに自動的に無効になるもので、いわゆる直線での圧倒的な加速を提供するモード