フェラーリ458イタリア/458スペチアーレ/488GTB/J50等にブレーキ関連のリコール!更にBMW3シリーズ/X1等の5万台に火災の恐れがあると大量リコール!
最悪の場合、ブレーキが効かない恐れアリ
フェラーリの人気モデルとなる458イタリア/458スパイダー/458スペチアーレ/458スペチアーレA/488GTB/488スパイダー/J50の7車種・計2,496台にリコール!
不具合内容としては、制動装置において、マスターシリンダーのブレーキブースター側に装着されている油圧シール部からブレーキフルードがブレーキブースター内に漏れ、ブレーキの一次回路のブレーキフルードがなくなった場合、制動力は二次回路のみで作動する状態となることがあるとのこと。
その状態でブレーキリザーバータンクのキャップを強く締めすぎていると、ブレーキリザーバータンクの換気が減少してタンク内に負圧が発生し、ブレーキの二次回路のブレーキフルードがブレーキリザーバータンクに戻る可能性があり、最悪の場合、ブレーキが効かなくなるおそれがあるとしてリコールを届け出ています。
対象モデルをチェックしていこう!
なお、気になる対象モデルは以下の通り。
これによる事故は起きていないものの、8件の不具合が発生していて、市場からの情報により明らかになっています。
【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数][458イタリア/458スパイダー]
・ABA-F142/ZFF67NHJ000172628~ZFF68NHJ000212183/平成22年2月2日~平成27年9月1日/997台[458スペチアーレ]
・ABA-F142VS/ZFF75VHJ000201704~ZFF75VHJ000213833/平成26年3月4日~平成27年9月30日/277台[458スペチアーレA]
・ABA-F142ADL/ZFF78VHJ000207444~ZFF78VHJ000215317/平成26年11月25日~平成27年11月30日/41台[488GTB/488スパイダー/J50]
・ABA-F142B/ZFF79AMJ000212505~ZFF80AMJ000246788/平成27年7月8日~令和元年6月6日/1181台
改善措置としてhあ、全車両、二次回路の制動力を保証するために、ブレーキリザーバータンクのキャップを対策品に交換するとのこと。
また、メーターパネルのソフトウェアを書き換え、ブレーキフルードの残量不足の警告灯が点灯した場合は、けん引でフェラーリ正規ディーラーに入庫をするように注意喚起し、ブレーキフルードの残量不足の警告灯について記載したオーナーズマニュアルの補足のリーフレットをお渡しするとのことです。
日本に8台納車されているエルバに、レイアウトの検証が不十分だったとしてリコール
そしてこれは少数台数を対象したリコールの届け出になりますが、マクラーレンが世界限定149台のみ販売したスピードスター・エルバ(McLaren Speedster)にも不具合があるとしてリコール。
対象台数は僅か8台で、令和2年11月26日~令和3年7月28日に製造されたモデルが対象となりますが、不具合内容が設計時のレイアウト検証が不十分なため、リアホイールアーチライナー(ホイールハウスカバー)の一部が、振動によりリアブレーキパッド装着位置センサーのケーブルと接触する恐れがあり、最悪の場合ケーブルが損傷しブレーキワーニングランプを点灯させる可能性があるとのことです。