とんでもない金額になりそうだな…ラフェラーリのプロトタイプモデル・フェーズ1~3が競売にまとめて出品へ!一体どのようなルート(方法)で入手・購入したのだろうか…

2022-07-06

ラ・フェラーリを入手するだけでも大変なのに、ラ・フェラーリのプロトタイプともなると一体いくらになるのか想像もつかない

フェラーリが2013年~2016年まで販売したという世界限定499台+1台のみ製造のハイブリッドハイパーカー・ラ・フェラーリ(LaFerrari)。

当時はマクラーレンP1やポルシェ918スパイダー(Porsche 918 Spyder)といったハイブリッドハイパーカー3車種のなかの1つでもありましたが、実はこのモデルが販売される以前のプロトタイプモデルがオークションに出品されることが明らかとなりました。

しかも今回出品されるモデルは、開発プロセスの段階を経て量産仕様へと近づいていくフェーズ1~3の3台分をまとめて出品するそうで、恐らくラ・フェラーリやオープントップのラ・フェラーリアペルタ(LaFerrari Aperta)よりも入手するのが難しい一台だと言われています。


フェーズ1:F150 Muletto M4(2011年)

こちらがラ・フェラーリの開発プロセスのなかで第一段階となる2011年式のF150 Muletto M4。

「First-Phase Emissions Development Car」と名付けられているこのプロトタイプモデルは、V8リヤミドシップスーパーカーの458イタリア(458 Italia)がベースになっていて、ラ・フェラーリ専用のドライブトレイン(V型12気筒自然吸気エンジン)を搭載できるようにシャシーを変更しているとのこと。

このフェーズ1によって機械部品をテストし、ドライブトレインが全てのエミッションパラメータを満足することを確認しています。

おそらくフェラーリと密接な関係にある人物が出品している可能性も

なお、この開発モデルを出品した人物の情報は一切明らかになっていませんが、本来ラ・フェラーリのプロトタイプフェーズ1~3をまとめて入手することは難しく、フェラーリと密接な関係にある人物、もしくはフェラーリが認めた最上位顧客ではない限り購入することはできないのでは?と推測。

ラ・フェラーリやラ・フェラーリアペルタを購入することよりもハードルが高そうだ

既に中古車市場に出回っているクーペタイプのラ・フェラーリでも約4億円~となり、オープンタイプのラ・フェラーリアペルタともなると、7億円~10億円ぐらいになると予想されますが、プロトタイプモデルはこれらよりも更に高額になることが予想されます。

ちなみに2011年式のF150 Muletto M4のハイライトは以下の通り。

◇ラ・フェラーリの第1フェーズのプロトタイプ、最初のファミリーカー

◇内部的にはF150 Muletto M4

◇458イタリアnF142プラットフォームがベース

◇ラ・フェラーリのドライブトレインを収容するように変更されたアルミニウムシャーシ

◇タイプF140FB第1世代V型12気筒エンジン

◇2011年から2012年にかけて、機械部品、特にホモロゲーションに非常に重要なすべてのエミッションパラメータの開発プロトタイプとして使用

◇取り外し可能な複合プロトタイプのフロントバランス、フード、エアインレット

◇ハイブリッドシステムと点火モジュールにアクセスするための製造されたパネル

◇マットブラックペイント

◇ホワイトビニールのラウンデルとピレリのグラフィック

◇ブラックレザーシート

◇カーボンファイバーダッシュトリム

◇スクーデリアフェンダーシールド

◇20インチ5本スポークホイール

◇ピレリタイヤ

◇フェラーリクラシケ認定

2ページ目:残りフェーズ2~3の仕様、いつごろオークションが開催されるのか?