ライバルはトヨタ新型アルファード(40系)/レクサス新型LM?中国の最高級車・紅旗(ホンチー)新世代ミニバンHQ9がスパイショット!大口グリルでオラオラ顔に

ところで紅旗のフロントマスクは、どうしてロールスロイス顔なのか?

ちなみにフロントプロファイルから見る紅旗(ホンチー)新型HQ9のフロントマスクは、トヨタ・アルファードとロールスロイスを足して2で割ったようなデザイン言語ですが、元々紅旗は、ロールスロイス・カリナン(Rolls-Royce Cullinan)のデザインチーフであるジャイルズ・テイラー氏をヘッドハンティングしたことから、紅旗の方向性が定められたと云われています。

良くも悪くも、中国だけでなく海外でも中華版ロールスロイスと揶揄されることはあるそうですが、その見た目のインパクトや高級感に加え、一目見て紅旗のラインナップモデルと把握できることから、ジャイルズ・テイラー氏をヘッドハンティングしたことは間違いではなかったのかもしれません。

新型HQ9は2リッターターボとPHEVの2種類をラインナップ予定

気になる新型HQ9のパワートレインですが、Autohome曰く排気量2.0L 直列4気筒ターボエンジンを搭載し、最高出力252hpを発揮するガソリンモデルを販売していく予定とのことですが、これ以外にもプラグインハイブリッド(PHEV)版も導入予定とのことで、排ガス規制や騒音規制にも考慮したスペシャリティモデルとなることが期待されています。


新型HQ9のインテリアも見ていこう

こちらはインテリア。

12.3インチのフル液晶メーターや、12.3インチよりも更にワイドなセンターナビゲーションディスプレイを搭載するなど、この辺りの先進性は中国市場の強みの一つ。

センターシフトは電制式で、その隣にはワイヤレスバッテリーチャージャーを搭載し、その上部にはシンプルで使い勝手の良いエアコンスイッチ類が並べられています。

そしてこちらが、2列目後席スペース。

Autohome曰く、3列シートレイアウトだけでなく、2列4人乗りの最上位クラスもラインナップされる予定とのことで、富裕層をターゲットとしたラグジュアリー&フラッグシップムーバーとしての威厳、圧倒的な質感の高さと居住性を確保することにより、レクサス新型LMなどのエグゼクティブラウンジやロイヤルラウンジを圧倒するようなグレード展開が期待されています。

価格帯などはまだ不明ですが、2022年内には新たな動きが見られる予定とのことで、次期40系アルファード/次期LMよりも早い段階で富裕層を獲得していく戦略なのかもしれません。

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Reference:Autohome