フルモデルチェンジ版・トヨタ新型ヤリスのコンパクトセダン「アティーブ(Ativ)/ヴィオス(Vios)」が世界初公開!プラットフォームはダイハツのDNGAを採用、64色のマルチアンビエントライト付き

3代目から大幅に進化し、プレミアムコンパクトセダンとしてデビュー

トヨタのタイ法人であるToyota Motor Thailand (TMT)が、新世代コンパクトセダンとなるフルモデルチェンジ版・新型ヤリスアーティブ[エイティブ](Toyota New Yaris ATIV)を世界初公開しました。

このモデルは、東南アジア向けとしてラインナップされているヴィオス(Vios)の姉妹車で、今回のフルモデルチェンジで4代目になるわけですが、意外なことにプラットフォームはDNGAを採用しています。

ヤリスシリーズとなると、TNGA-Bプラットフォームや排気量1.5L 直列3気筒ダイナミックフォースエンジンを搭載するモデルをイメージしますが、タイ市場向けのヤリスシリーズは全くの別物と考えて良さそう。

一体どのようなモデルなのかチェックしていきましょう。


新型ヤリスアティーブのエクステリアはこうなっている

こちらが今回世界初公開された新型ヤリスアティーブ。

ボディスタイルはカローラセダン(Corolla Sedan)のコンパクト版で、現行ヴィオスもそうでしたが、フロントマスクは大口&コンパクトボディのマークX/カムリ(Camry)っぽいアグレッシブな顔つき。

そしてフロントフードの形状や丸みを帯びたスタイルは、スズキ・スイフトスポーツ(Suzuki Swift Sport)風。

雰囲気的には新興国向けのコンパクトセダンというイメージですが、日本市場向けには無い個性的なデザインですし、トヨタのアイデンティティでもあるキーンルックグリルはしっかりと取り込まれています。

先代よりもサイズアップし、後席の快適性も向上

サイドビューはこんな感じ。

伸びやかなフォルムの4ドアセダンで、先代に比べると高級感がありますね。

先述の通りプラットフォームはTNGA-Bではなく、ダイハツのDNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャ)を採用し、全長4,425mm×全幅1,740mm×全高1,480mm、ホイールベース2,620mmと非常にコンパクト。

なおボディサイズは、先代ヤリスATIVよりも大きくなり、ホイールベースも+70mm延伸されて車内の快適性が向上しているとのこと。

足もとには16インチのアルミホイールを装着しますが、全グレード共通のようです。

フロントウィンカーの点滅はカムリ/アクア風

ヘッドライト意匠はこんな感じ。

どことなくマークXっぽいエッジを効かせたような洗練されたヘッドライト&LEDデイタイムランニングライトを採用し、そして内側の水平基調3灯が点滅するLEDウィンカーは、カムリ/新型アクア(New Aqua)風。

リヤテールランプはカムリ風

リヤテールランプは”コ”の字型LEDを採用し、その内側にLEDリヤウィンカーが点滅するレイアウトに。

立体的で奥行きのあるテールレンズですが、こちらもどことなくカムリっぽい意匠。

ちなみにトヨタモータータイランドの公式プレスリリースによると、新型ヤリスアティーブには、オプションとしてプレストパッケージなるものが準備されているそうで、専用フロント・リヤバンパーや、スタイリッシュでアクティブなリヤウィングも装着可能とのこと。

ちなみにパワートレインは、排気量1.2L デュアルVVT-iE 4気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力94ps/最大トルク110Nmを発揮、トランスミッションはCVT-iオートマチックギアボックスのみ、駆動方式は前輪駆動(FF)のみをラインナップします。

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