完全な違法だが凄いなコレ…チェコにて”またも”フェラーリF1マシンが公道を走る→あおり運転らしきもシーンも見受けられ、身元特定も時間の問題か

決して許されるものではないが、官能的なF1サウンドを公道を堪能できるのは羨ましい

2019年9月、チェコの公道(高速道路)にてフェラーリ・フォーミュラワン(Ferrari F1)マシンが走行し大問題となり、警察が捜査するも「ドライバーはヘルメットを装着していて身元を特定することができず不起訴」となってしまいましたが、その3年後となる2022年8月にも同じ高速道路にてF1マシンが走る動画が公開され話題となっています。

プジーブラムとドブジーシュの間のD4高速道路にて目撃されたフェラーリF1マシンですが、今回も合法でも国からの許可を得たわけでもなく、違反行為であることは明確なのですが、そういったことはお構いなしに公道での走りを楽しんでいます。

ちなみにこの日は、ランボルギーニ・アヴェンタドール(Lamborghini Aventador)やブガッティ・シロン(Bugatti Chiron)といったスーパーカー/ハイパーカーもツーリング?に参加していたものと思われますが、ここまで特定されやすい車種が公道を走行するとなると、F1ドライバーもすぐに特定される可能性が高そうですね。


あまりにもシュール過ぎるシーンだが、F2004が公道を走るのはある意味凄いこと

ちなみにこちらが、高速道路をF1でかっ飛ばすシーン。

あまりにもシュール過ぎるシーンだと思いますが、この車両はF1のスーパースターでお馴染みミハエル・シューマッハが2004年シーズンに使用したフェラーリF2004へのオマージュモデル。

車体のフロントノーズには、数字の”7”を確認することができますが、これはシューマッハが7つの世界タイトルを獲得した数字とのことで、最後に獲得したタイトルが2004年に使用されたF2004とのことで、それに倣ってのオマージュモデルのようです。

ちなみに1990年から2009年まで、フェラーリのF1ドライバーに背番号”7”が割り当てられた人物は存在しなかったと云われていますが、そんな記念すべきモデルが公道を走るのは色々と複雑。

言うまでもなく、F1マシンやその他のレースカーを公道で走らせることはは禁止されていますが、こうして流れるような渋滞の場を走るF1マシンも貴重(たまにあおり運転らしきシーンも見受けられますが…)。

こういった特殊なマシンは、標準的な公道仕様を満たしておらず、レーストラックやクローズドサーキットでのみ走行が許可されていますが、公道を走ることを許されたモデルF1技術を搭載したモデルが、メルセデス新型AMG Oneやアストンマーティン・ヴァルキリー(Astonmartin Valkyrie)ぐらい。

スリックタイヤを履かせ、いつ事故を起こしてもおかしくないF1マシンですが、そういった恐怖さえも感じさせない強烈な加速が印象的で、今回もドライバーはヘルメットを装着しているとはいえ、定期的にこういった違法行為が許されるわけもなく、もちろんチェコ警察も本格的に捜査を進めているところ。

ドライバーが捕まるのも時間の問題だと思いますが、罰則としては総額数万ドルの罰金を支払う必要があるものの、ドライバーからするとそういった金額はポケットマネーに過ぎないのかもしれません。

2ページ目:日本では公道にてF1マシンを走らせたとんでもないイベントが存在した!