とんでもないお宝だったんだな…ポール・ウォーカーが運転していた幻の日産スカイラインGT-R R34 MotoRex V-SpecⅡが競売に出品→高額落札!

あのポール・ウォーカーが広告塔となって運転していた特別なスカイラインGT-R R34 MotoRex V-SpecⅡが遂に落札!

映画「ワイルド・スピード」にて、ブライアン・オコナー役として出演していた人気俳優ポール・ウォーカーが運転していたという日産スカイラインGT-R R34 V-SpecⅡをベースにした特別チューニングモデルMotoRexですが、このモデルが競売に出品 → 高額値で落札されたことが明らかとなりました。

2022年8月18日~20日に開催されたMecumオークションにて出品された今回のモデルは、アメリカの公道にて使用するために合法的に輸入された14台の内の1台だそうで、自走はもちろんのこと、内外装のコンディションも抜群の個体で、相当なプレミア価値がついてもおかしくないレベル。

改めてどのようなスペックを持ち、どれほどの金額にて落札されたのかチェックしていきましょう。


25年ルールに関係なく合法で輸入された車両を落札できるのはラッキーとしか言いようがない

こちらが今回、高額値で落札されたという2001年式の日産スカイラインGT-R R34 MotoRex V-SpecⅡ。

先述にもある通り、ポール・ウォーカーが映画「ワイルド・スピード」のプロモーション用デモカーとして使用していた一台で、走行距離も約2.9万kmとそこそこ走られています。

ボディカラーは当時の人気カラー・ベイサイドブルーがベースになっているとのことで、ここにGReddyによってカスタムされたラジエーターやインテークマニホールド、Garage Defend製クーリングパネル、トラスト製スチールエキゾーストなどのパフォーマンスパーツをインストール。

更にGreddy USAによって特別に改造された6速MTも搭載されているとのことで、走りもアップデートしている可能性が高そう。

エンジンスペックは不明ながらも、当時日本規制の280馬力は優に超えて操舵

パワートレインは、排気量2.6L RB26DETT型直列6気筒ツインターボチャージャー付エンジンを搭載するものの、具体的なスペックについては明らかになっていませんが、おそらく当時日本規制ギリッギリといわれた最高出力280hpは優に超えてそう。

ちなみにこのモデル、最終的にアメリカ政府から特別な許可を得て、更には米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)/DOTに準拠するように製作されたモデルなので、落札後もアメリカの公道を走行することが可能とのこと。

本来であれば、この日本製(JDM)スポーツカーはアメリカ独自の輸入規制となる25年ルールをクリアしなければいけないのですが(日本で製造されて25年が経過しないと輸入できないルールなので、2001年式であれば2026年までアメリカに輸入することは不可)、特別な許可を得てNHTSA/EPAに準拠したモデルというのは極めて稀ですし、今後アメリカ市場でも更に高騰することは間違いないと云われています。

なお製造ナンバーとしては、1,855台中672台目とのことで、走行距離と年式の割にはかなりキレイに保管されていたことがわかります。

2ページ目:気になる最終落札価格は?このモデルを更に上回る”過去最高額”で落札されたスカイラインGT-Rシリーズとは?