(2023年)フルモデルチェンジ版・日産の新型エクストレイルが欧州でもデビュー!何と1.5Lターボe-POWERだけでなく、ガソリンモデルもラインナップ!

ようやく欧州市場でも新型エクストレイルが正式デビュー!

2022年7月に日本市場でも発表・発売された日産のフルモデルチェンジ版・新型エクストレイルe-POWER(Nissan New X-Trail e-POWER, T33)ですが、遂にこのモデルの欧州市場向けが同年9月にデビューしました。

今回のフルモデルチェンジで第4世代となる新型エクストレイルですが、世界で約700万台販売され、非常に人気の高いファミリーアドベンチャーモデルの一つとして注目されています。

今回の第4世代モデルでは、旧世代で受け継がれてきたDNAやマッシブデザイン、フレキシブル性の高いユーティリティ、高度な新世代四輪駆動(e-4ORCE)システムを採用することで走りの技術を高め、更にシートレイアウトも2列5人乗りと3列7人乗りの2種類をラインナップしています。

早速欧州市場向け新型エクストレイルについてチェックしていきましょう。


欧州市場では1.5リッターVCターボをベースにしたガソリンとe-POWERの2種類をラインナップ

まずは欧州市場向け新型エクストレイルの主要諸元をチェックしていきましょう。

日本仕様と大きく異なるポイントで、且つ「ちょっと羨ましいなぁ」と思ったのが、排気量1.5L 直列3気筒VCターボエンジンをベースに、ガソリンモデルとシリーズハイブリッドe-POWERの2種類がラインナップされるということ。

アメリカ市場向け新型ローグと中国市場向け新型エクストレイルであればガソリンモデルのみ、日本市場向けはe-POWERのみのラインナップとなるため、これらの良いとこ取りをしたのが欧州市場向けといったところでしょうか。

【(2023年)欧州市場向け新型エクストレイルの主要諸元一覧】

[ガソリンモデル]

◇パワートレイン:排気量1.5L 直列3気筒VCターボエンジン

◇最高出力163ps/最大トルク300Nm

◇駆動方式:前輪駆動(2WD)のみ

◇シートレイアウト:2列5人乗り or 3列7人乗り

◇燃費:13.8km/L~14.1km/L(2列5人乗り)、13.5km/L~13.8km/L(3列7人乗り)

◇最高速度:200km/L

◇0-100km/h加速時間:9.6秒


[e-POWERモデル]

◇パワートレイン:排気量1.5L 直列3気筒VCターボエンジン+シリーズハイブリッドe-POWER

◇最高出力213ps/最大トルク(フロント)330Nm+(リヤ)195Nm[e-4ORCE]、最高出力150ps/最大トルク330Nm[2WD]

◇駆動方式:2列5人乗りは2WD/e-4ORCE、3列7人乗りはe-4ORCEのみ

◇シートレイアウト:2列5人乗り or 3列7人乗り

◇燃費:16.9km/L~17.2km/L[2列5人乗り&2WD]、15.6km/L~15.9km/L[2列5人乗り&e-4ORCE]、15.4km/L~15.6km/L[3列7人乗り&e-4ORCE]

◇最高速度:170km/L[2WD]、180km/L[e-4ORCE]

◇0-100km/h加速時間:8.0秒[2WD]、7.0~7.2秒[e-4ORCE]

エクステリアは日本市場向けと概ね同じ

続いて欧州市場向け新型エクストレイルのエクステリアを見ていきましょう。

エクステリアは、これまで見てきた日本仕様とほぼ同じで、日産のアイコンでもあるVモーショングリルや水平基調のグリルパターン、”へ”の字型LEDデイライト+シーケンシャルフロントウィンカーと独立された水平基調のLEDヘッドライトを搭載。

ボディスタイルは非常に力強いミドルサイズSUVで、フローティングルーフや無塗装ブラックの樹脂フェンダーモール、サイドスカートガーニッシュ、そしてマルチスポークタイプの大口径アルミホイールを装着するなど、この点はアクティブ&オフロードを強く意識したテイストに。

ちなみに競合モデルには、2023年モデルとして一部改良を果たすトヨタ新型RAV4や、スバル・フォレスター(Subaru Forester)、フォルクスワーゲン・ティグアンオールスペース(Volkswagen Tiguan Allspace)、シュコダ・コディアック(Skoda Kodiaq)、プジョー5008(Peugeot 5008)が対象になるようです。

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