アキュラ(ホンダ)インテグラタイプRまでも高嶺の花に?走行距離僅か3万km…日本円にして約1,000万円でオークション落札!新型シビックタイプR(FL5)が2台買えるな…

為替の影響はあるにしても、当時の購入価格よりも+30,000ドルもアップするとは…

近年、新車価格より大幅に高騰している日本製(JDM)スポーツカー。

特に日産スカイラインGT-R(Nissan SKYLINE GT-R)やトヨタ80スープラ(Toyota 80 Supra)、スバル・インプレッサ22B STi(Subaru Impreza)といったモデルを中心に高額値で取引されていますが、今回新たなスポーツモデルがオークションに出品され、新車価格よりも3倍近い高い金額にて落札されたことが明らかとなりました。

そのモデルというのが、ホンダの北米部門となる2000年式アキュラ・インテグラタイプR(Acura Integra Type R)で、基本的に北米仕様なので左ハンドル仕様&オールブラックカラーのシンプルな個体ですが、まさか日本円にして約1,000万円にて落札されるとは…

円安の影響もあって更に高額に思えるインテグラタイプRですが、新車価格に対してどれだけ高騰しているのか?どのような仕様なのかも合わせてチェックしていきましょう。


2019年に中古で購入した金額よりも2倍近くまで跳ね上がっている

こちらが今回、海外オークションサイトBring A Trailerにて高額落札となったインテグラタイプR。

先述にもある通り、2000年式で走行距離は僅か19,000マイル(30,578km)ですから、年換算で考えたら1,390km/月と非常に少な目。

しかもこのモデル、出品者が2019年当時に40,000ドル(日本円に換算して約572万円)ほどにて購入したモデルだそうですが、今回のオークションでの入札額は73,000ドル(日本円に換算して約1,040万円)と+30,000ドル以上も高額に。
※当時の新車価格は、車両本体や装備、ボディカラーなどを含めて24,805ドル(日本円に換算して約354万円)

おそらく今後高騰するかもしれないネオクラシックカーの候補になると予想され、今回はその序章に過ぎないのだと思われますが、まさかアキュラブランドのインテグラタイプRまでもここまで高騰してしまうとは…

おそらく今後も高騰すること間違いなしの希少車種

ちなみにボディカラーは、今でも人気のあるチャンピオンシップホワイトやフェニックスイエローではなく、あまり見かけないフラメンコブラック(NH-592P)と呼ばれるボディカラーで、フロントノーズにはタイプRの象徴ともいえる赤バッジが貼付されています。

ちなみに丸目タイプのヘッドライトを採用したインテグラは、1993年頃より4ドアハードトップセダンとしてラインナップされましたが、3ドアスポーツクーペスタイルは北米仕様のみ。

つまり日本市場向けとしてはラインナップされなかった貴重な個体になるわけですが、タイプRともなれば今後も更に高騰することは間違いないでしょうし、日本円にして1,000万円どころではなく、優に2,000万円を超える時代もやってくるかもしれませんね。

今のところ新型インテグラをベースとしたタイプRの登場予定はない

サイドビューも当時の滑らかなクーペスタイルで、リヤウィングもダイナミック。

北米市場では新型インテグラが販売されていますが、現時点でタイプRの販売予定はなく、タイプSの商標登録はしているものの、車両モデルとしてではなくファッション関連での商品としてラインナップ予定とのことで、もしかすると今後インテグラのハイパフォーマンスモデルは登場しない可能性も考えらえるかもしれません。

2ページ目:インテグラタイプRのスペックや内装などは?