フルモデルチェンジ版・トヨタ新型クラウンに早くも新たな商標が出願!その名も「シグニア(SIGNIA)」…第5のクラウン?一体どのような意味を持つ?

クラウン4車種を一挙に発表したサプライズがあったときのように、トヨタはまた新たなサプライズを準備している?

2022年7月15日に発表/同年9月1日に発売されたばかりとなるトヨタのフルモデルチェンジ版・新型クラウンクロスオーバー(Toyota New Crown Crossover)。

2023年末までには4種類のクラウン群が発売される予定で、SUVスタイルのクラウンスポーツ(New Crown Sport)、セダンスタイルのクラウンセダン(New Crown Sedan)、ステーションワゴン風のクラウンエステート(New Crown Estate)が後々発売され、今回第一弾としてクラウンクロスオーバーが発売されました。

新型クラウンクロスオーバーの内外装デザインは賛否あるものの、セダンのような高級感を演出するというよりも、どちらかという若者ウケを狙った身近なモデルといった印象で、その影響があってなのか発売から僅か1ヶ月で25,000台の受注を獲得するなど、「やはりクラウンブランドは凄いな…」と思わせる人気っぷり。

そんな新型クラウンですが、「第五のクラウン」を匂わせる新たな商標が出願されています。


その名は「クラウンシグニア(Crown Signia)」

via:INPI

こちらが2022年9月28日、フランス産業財産庁(INPI)にて商標出願された「クラウンシグニア(Crown Signia)」。

実はこの商標、フランス以外にも全く同じ日にアメリカ特許庁(USPTO)にも出願されていて、そのシリアルナンバーは「97610200」。

商標対象も「自動車およびその構造部品」と記載されていることから、おそらく車名ではないかと推測しますが、グローバルモデルとして展開されるクラウン群の新たな派生車種、つまりはクロスオーバー/スポーツ/セダン/エステートとは異なる「第5のクラウン」を指すのか、それとも全4種類のどれかの量産名称となるのかは不明。

シグニアはラテン語で「しるし」

ちなみにシグニア(Signia)という名称は、ラテン語で「しるし、標識」などを意味することから、もう少し別の言い方をすると「象徴」とも捉えることができ、そう考えると「クラウン=セダン」の印象が強いことから、もしかすると新型クラウンセダンの量産名称が「クラウンシグニア」になるのでは?とも考えられたり。

クラウンセダンは従来どおりFRセダンを継続する?

ちなみにこちらが、新型クラウン群の全4車種。

左上からクロスオーバー、右上がスポーツ、左下がセダン、そして右下がエステートになるわけですが、こうして見比べてみると左下のセダンだけ前輪配置に少し疑問が感じられ、「セダンはTNGA-KベースのFFではなく、これまでのセダンの通りFRベースになる?」という見方もできます。

参考までに、各ボディスタイルのボディサイズも公開されています。

◇クロスオーバー:全長4,390mm×全幅1,840mm×全高1,540mm、ホイールベース2,850mm

◇スポーツ:全長4,710mm×全幅1,880mm×全高1,560mm、ホイールベース2,770mm

◇セダン:全長5,030mm×全幅1,890mm×全高1,470mm、ホイールベース3,000mm

◇エステート:全長4,930mm×全幅1,880mm×全高1,620mm、ホイールベース2,850mm

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