フルモデルチェンジ版・レクサス新型LX600が納車されて2か月が経過！走行距離は1,000km突破…走りや機能性など気になるポイントは？そして新型NX350h F SPORTももうすぐ納車後10か月に
納車を待つ期間は長かったが、納車されてからの過ぎてゆく時間はとにかく早い
2022年8月に私に納車されて2か月が経過したレクサスのフルモデルチェンジ版・新型LX600。
走行距離も気が付けば1,000kmを突破し、サイズ感にも慣れてきて普段乗りや街乗り・近場乗り用としても活用しているところ。
やはりこの車に乗ると、周りからの視線がアツいことはもちろんですが、必ず脳裏によぎるのは「盗難被害」で、2022年9月末にも岐阜県にて先代LX570が「僅か3分半ほど」で盗まれるなど、まだまだ油断ができない日々が続いています(あの盗難被害を受けた車両は盗難対策をしていなかったとも云われているが…)。
https://creative311.com/?p=147320そんな新型LX600ですが、今回は納車後2か月経過しての簡易的なインプレッションをお届けしていきたいと思います。
新型LX600で日々気になっているのは乗り心地について
まず新型LX600が納車されてから常々気になっているのが「乗り心地」について。
これまでレクサスは、F SPORT系の車を所有してきたこともあり、少しカタメの乗り心地がスタンダードな印象を受けていましたが、LX600はカタメではなくコンフォート寄りで、どちらかというフワフワっぽい系統(ちょっとトヨタ・センチュリーに近い？)。
これはトヨタ新型ランドクルーザー300(Toyota New Land Cruiser 300)に近い印象ではあるものの、ちょっとした段差やガタガタとした石畳の上を走行する際の衝撃吸収・減衰力はLX600の方が圧倒的に上。
あとは路面が荒れているところであっても、シートに伝わってくる振動は最小限で、特に体に不快感を与えるようなことが無いのも正直なところですし、この点はレクサスの他のラインナップでは感じられない乗り心地の良さを徹底したポイントではないかと思います(フラッグシップ＆ラグジュアリークロスオーバーの名は伊達じゃない)。
AHCによって乗り心地が変化するのもユニーク
ただしこの乗り心地も、ランクル300には設定されていないAHC(Active Height Control)を活用することで大きく変化していて、特に車高が高めのH2モード(左の写真)にすると、よりストローク量がロングになっているからなのから、荒れた路面を想定しているからなのかはわからないものの、スタンダードな車高に比べるとよりマイルド。
一方でLモード(右の写真)にすると車高が”グッ”と落とし込まれて、ストローク量が短くなるからなのか、少し乗り心地としてはカタメな印象(とはいっても他のモデルのversion Lに近い乗り心地)。
この点はユニークなポイントでもありますし、そのときの気分によって乗り味、乗り心地を変えられるのも、新型LXを所有して飽きさせないギミック要素の一つなのかもしれません。
ちなみに以下の動画では、私がいつもお世話になっているYKTVチャンネルでもAHC動画を作成して頂いているので、車高の違いを明確に感じられるのではないかと思います。
【LEXUS新型LX600車高が上下する！？AHC（Active Height Control）の威力！】
新型LX600のエアコンは想像以上に効く
そして新型LX600を所有していて乗り心地の良さや力強い走りに加えて気になったのが「エアコンの効き」。
エアコンプレッサーが相当に大きいからなのか、LX600というラグジュアリーモデルだからこそ、エアコンの効き目を瞬時に感じられるような工夫が施されているからなのかは不明ですが、とにかく夏場のエアコンの効き目は強く、風量1でも十分車内が冷えるレベル。
上の画像は、左右独立温度調整だけでなく、左右で風向調整も独立で調整できるので非常に便利なのですが、風量3にするとMAXレベルの涼しさですぐに車内も快適に。
車内のスペースが非常に広い分、風量もミドルサイズSUVやコンパクトSUVに比べると少し高めに設定しているのかもしれないのですが、この点は私が別に所有する新型NX350h F SPORTよりも効き目が早いので、夏場の熱中症対策には十分かもしれません(そういえばホンダ新型ヴェゼルのエアコンもかなり効いてたな…)。
一方で、これから秋～冬を迎えることになるわけですが、その際のエアコン・暖房の効き具合も非常に気になるところですし、シートヒーターの効果も以下の動画のようにサーモを活用して評価できればと思います。
【レクサス、新型NX350hをサーモカメラで撮ってみた！シートヒーターとベンチレーションの違いは？】