売れた?取消し?それとも…(2023年)ビッグマイナーチェンジ版・日産の新型フェアレディZ(RZ34)が大手中古車サイトから消えた→「値上げ」の噂も関係している?

新型フェアレディZは新車登録後「半年間」は転売・輸出禁止だが

日産が2022年夏に発売したビッグマイナーチェンジ版・新型フェアレディZ(New Fairlady Z, RZ34)。

既に一部のユーザーには納車されているそうで、2022年末から日本抽選限定240台のみとなる特別仕様車Proto Specの生産をスタートし、更に2023年3月末(2022年度)までには初回生産枠として500台の標準グレード(ベースグレード/version S/version T/version ST)を生産・出荷予定としているようです。

こうしたなか、既に国内業者向けオークションサイトではイカズチイエロー×スーパーブラックルーフのversion ST[6MT]が出品 → 約1,000万円にて落札 → 国内大手中古車サイト・カーセンサーにて1,850万円にて販売 → 一旦掲載を取り下げて「応談」に切り替えて再掲されました。

その後もセイランブルー×スーパーブラックルーフのversion ST[6MT]が中古車サイト・グーネットにて1,350万円にて販売されましたが、どうやらこれらのモデルが中古車サイトから「消えた」ようです。


シンプルに「売れた」と考えるべきか、それとも「取消し」「輸出」などの別の理由か

こちらが以前、中古車サイト・カーセンサーにて掲載された新型フェアレディZ version ST[6MT]。

走行距離は僅か30kmしか走られておらず、車検有無も2025年8月と掲載されていますが、このモデルがカーセンサーにて出品されたのが2022年9月上旬ですから、そのまま乗らずに転売された可能性が高そうですね。

ちなみに新型フェアレディZを新車購入した場合、誓約書・同意書には「新車登録後は、半年間の輸出・転売を禁止する」と記載されているため、法的な抑止力は無いにしても、万が一「転売・輸出」であるとディーラーが判断した場合は、日産ディーラーとの取引が今後一切中止になる恐れもあります。

新車の長納期が深刻化するなか、今後の新車・新型車の転売・輸出禁止に関する誓約書が主流になる可能性も?

今回のようなフェアレディZやホンダ新型シビックタイプR(Honda New Civic Type R, FL5)といったスポーツカー系はもちろんのこと、トヨタ新型ランドクルーザー300(Toyota New Land Cruiser 300)/レクサス新型LX600といった盗難・転売・輸出の対象になりやすいモデルも誓約書・同意書にサインを求める傾向にあるため、これらだけでなく今後の新型車でもそのような流れが主流になるかもしれません。

こうしたなか、先ほどのフェアレディZ(RZ34)2台が中古車サイトから消えたというのは疑問に思う所で、シンプルに「売れた」と考えるべきなのか、「掲載取消し」「輸出」といった何らかの理由があって掲載されなくなったのかは気になるところですね。

2ページ目:仮に「掲載取消し・取りやめ」となった場合、あの不穏な噂も関係している?