日産ファンも激怒!米正規ディーラーがビッグマイナーチェンジ版・新型フェアレディZ(RZ34)が日本円で約1,900万円にて転売。まさか正規販売店でここまで転売が横行するとは…

日本国内の業者オークションでも転売が横行しているが、アメリカでは正規日産ディーラーで転売が横行している模様

2022年夏頃に日本市場でも発売された日産のビッグマイナーチェンジ版・新型フェアレディZ(Nissan New Fairlady Z, RZ34)。

一部ユーザー向けに先行にて納車される一方、日本抽選限定240台のみとなる特別仕様車Proto Specは2022年12月より生産スタート予定、2022年度の初回生産枠500台の生産・出荷・納期が遅れる予定など、様々な情報が展開されています。

こうしたなか、非公式ではありますが2023年度以降から「2割~3割」ほど車両本体価格がアップするといった噂や、国内大手中古車サイト・カーセンサー/グーネットでは、1,350万円~1,850万円にてversion ST[6MT]が転売されるなど問題視されています。

そして今回は、アメリカ市場向けとして販売されている新型フェアレディZ(RZ34)が、通常の価格帯よりも法外な金額のマークアップ(プレミア価格)が付き、海外のフェアレディZファンだけでなく日産ファンも激怒しているとして話題になっています。


プレミア価値が約+730万円もついた新型フェアレディZ

まず一つ目ですが、日産ディーラーでの販売額が107,700ドル(日本円に換算して約1,575万円)となっている新型フェアレディZから見ていきましょう。

上の画像にもある通り、何と日産正規ディーラーでありながらもマークアップが+50,000ドル(日本円に換算して約730万円)も付けられています。

グレードは不明ながらも、アメリカ市場向けはリヤスポイラーレス&18インチアルミホイール付のエントリーグレードSportと、リヤスポイラー有&19インチアルミホイール付の上位グレードPerformance、そして特別仕様車Proto Specの3グレードのみの販売となっていますが、マークアップ分やそのほかのオプションなども考慮するとPerformanceである可能性が高そう。

トランスミッションも6速MTだと予想しますが、さすがにこの金額で「誰が買うの?」と疑問に思っても不思議ではないところ。

マークアップ分だけで上位グレードPerformanceが購入できるレベル

参考までに、アメリカ市場向けとして販売されている新型フェアレディZのグレード別価格帯は以下の通り。

◇Sport:[6MT or 9AT]39,990ドル(日本円に換算して約万円)

◇Performance:[6MT or 9AT]49,990ドル(日本円に換算して約731万円)

◇特別仕様車Proto Spec:[6MT or 9AT]55,310ドル(日本円に換算して約809万円)

先程のマークアップ付きのディーラー販売価格と比べてみると、Performanceよりも2倍以上、最も高額な特別仕様車Proto Specよりも約1.9倍も高額ですから、今回の金額がどれだけ異常に上乗せされているかがわかるかと思いますし、マークアップ分だけで上位グレードPerformanceが購入できてしまうというのも「何だかなぁ…」と思うところ。

2ページ目:2台目マークアップ付きの新型フェアレディZは、新型GT-R R35 T-Specが購入できる金額にて転売?